楽天　ビジターばっかりで練習できない

楽天・野村監督は豪雨の中、待ち構えるカメラマンにもぼやいた

　【楽天６―８横浜】練習試合４連戦の最終戦が７回途中、雨天コールド。勝敗よりも野村監督が頭を悩ませたのが“実戦不足”だ。この試合２失策。２回無死一、二塁で吉村の中前打も、指揮官は遊撃・渡辺直の球際の弱さを指摘。４試合で計６失策。開幕へ向け、仕上げの段階なのに野手の練習量が激減しているのが大きな要因だ。

　昨年２月は２試合しかなかった対外試合を今季は５試合に増やした。だが、久米島は天候不順で屋外練習が少なく、今回の４連戦もビジター。試合前練習が精いっぱいで２３日の中日戦、２５日のヤクルト戦では野村監督が「試合が終わったら練習場所貸してくれないかな」と要望したが、他球団も仕上げの段階とあって受け入れられなかった。
　今後予定しているオープン戦も１２試合中、主催試合は２試合だけ。仙台を本拠にしながらドーム球場もなく、キャンプ地は離島…。自ら背負った宿命が、野村楽天の思わぬ敵となっている。