新人に洗礼 黒田“仮装のど自慢”出る

[ 2008年2月27日 06:00 ]

28日にロッカールームで仮装して英語の歌を披露することになったドジャース・黒田

 ドジャースの黒田博樹投手(33)がオープン戦初登板の前日に仮装デビューを果たす。チームの新人歓迎イベントとして“仮装のど自慢大会”が行われることが25日(日本時間26日)決定。イベントは27、28日の2日間で、新加入の選手とスタッフがミーティング前に歌を披露する。

 2年前の斎藤もチームに溶け込むきっかけとなった大事な儀式。まじめな性格で知られる黒田は「(歌の)レパートリーはないです。基本的にカラオケは歌わない。斎藤さんは歌もうまいけど、僕と斎藤さんは違う。一緒にされても困るなあ」とすっかり困惑顔だ。
 おまけに今年は、企画者のスウィーニーが人気番組「アメリカン・アイドル」方式を導入。“米国版のど自慢”といえる同番組は、歌唱力だけでなく豪華な衣装やパフォーマンスも採点の対象となる。審査員も置く考えのスウィーニーは「歌に自信がなければ衣装で決めてほしいね」といたずらっぽい笑顔を浮かべた。
 日本で実績がある33歳の右腕には特例で拒否権も用意された。しかし、黒田は「僕もルーキー。それがメジャーのスタイルなら、やらないといけない」と参加を志願した。1日目はライバルのネタを研究するため、出演は28日の予定。“ドジャース・アイドル”になるため二村通訳と英語の歌の練習を始めるという。
 本業では、2度目のフリー打撃登板で、マイナー4選手を相手に40球。1安打しか許さない内容で、初めて見守ったトーリ監督に「同じリリースポイントからいろんな球を投げ、どの球もよく動く」と絶賛された。オープン戦初登板となる29日のブレーブス戦に向け周囲の胸は高鳴るばかりだが、当の本人は前日の試練に胸が騒ぐばかりだ。

続きを表示

2008年2月27日のニュース