【玉ノ井親方 視点】変幻自在な翔猿 終盤戦の台風の目に

[ 2026年5月21日 05:10 ]

大相撲夏場所11日目 ( 2026年5月20日    両国国技館 )

<大相撲夏場所11日目>朝乃山(手前)を引き落としで破る翔猿(撮影・篠原 正樹)
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 くせ者が日に日に不気味さを増している。元大関の朝乃山を破って2敗を守った翔猿の持ち味は、俊敏さを生かした多彩な攻め。1メートル73、135キロと幕内の中では小柄だが離れて引っかき回してくる翔猿のようなタイプは、相手からすると何を仕掛けてくるか分からない怖さがある。

 朝乃山も右を巻き替え差す形になったが、反撃の隙を与えないように慌てて前に出て、逆転の引き落としを食らってしまった。巻き替えたところで一呼吸置いて、まわしを引けば良かったが、翔猿の変幻自在の動きを意識し過ぎて冷静さを失ってしまったようだ。

 34歳のベテランだが今場所はよく体が動いている。実兄の英乃海が春場所限りで引退したことも、兄の分まで頑張ろうという発奮材料につながっているはず。今の勢いをキープできれば上位と組まれるのは確実。終盤戦の台風の目になれば面白い。(元大関・栃東)

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