【二所ノ関親方 真眼】好感持てる藤凌駕の真摯な姿勢 夏巡業後の飛躍にも大いに注目

[ 2026年5月20日 04:30 ]

大相撲夏場所10日目 ( 2026年5月19日    両国国技館 )

<大相撲夏場所10日目>藤凌駕(手前)は時疾風を押し出しで破る(撮影・小海途 良幹)
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 また楽しみな若手が出てきました。幕内2場所目の藤凌駕。恵まれた体格を生かした突き押しが魅力で、10日目で早々と勝ち越しを決めました。

 時疾風戦は右のおっつけが効いてました。右手を相手の左脇の下に置いてしっかりロックしながら下から攻めて前進。テコの原理のような使い方も絶妙でした。手の甲は上にするのでなく、裏返して下向きにして押し上げていく。相手の体が完全に浮き上がっていました。これは簡単にできるものでなく、彼の武器のひとつになるはずです。

 好調の要因を問われ、春巡業で先輩関取にたくさん稽古をつけてもらったことが大きかったと話しているようです。新入幕場所の直後で時期的にも良かったと思います。私も巡業で強くさせていただきましたが、藤凌駕の真摯(しんし)な姿勢は実に好感が持てます。8月の夏巡業を機に大きく成長することが多いので、ご当初の名古屋場所後の飛躍にも大いに注目しています。(元横綱・稀勢の里)

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