【リーグワン】V候補の花園は悪夢…1部との入れ替え戦出場逃す まさかの3位に太田監督「責任感じる」

[ 2026年5月10日 13:52 ]

NTTジャパンラグビーリーグワン2部第14節(最終節)   花園27―34愛知 ( 2026年5月10日    花園 )

「花園―愛知戦」が行われた花園ラグビー場
Photo By スポニチ

 日本選手権で3度の優勝を誇る西の名門が屈辱にまみれた。2部の最終節で1位の愛知に敗れ、リーグ戦はまさかの3位フィニッシュ。1部との入れ替え戦に出場できる2位以内を逃した。

 17―19と2点ビハインドで折り返した後半は、開始早々の2分にトライを献上。本拠でリズムに乗れないまま苦しい時間帯が続いた。同30分すぎにゴール前のラックから中央へトライ。ゴールも決まって4点差に迫ったが、終盤にPGを決められ、あと一歩届かなかった。前日9日に江東が勝利しており、この日の愛知戦は引き分け以上が2位以内に入る絶対条件だった。江東と勝ち点45、10勝4敗で並んだが、当該チーム間の得失点差により3位が決まった。

 25―26シーズンよりOBの太田春樹新監督が就任。昨年7月28日にチーム全員で始動し、ハードな練習を重ねてきた。絶対目標の1部昇格、そして創部100周年を迎える2029年に向け、躍動しなければいけないシーズンでまさかの結果に終わった。指揮官は「今シーズンのすべてを懸けて臨みましたが、あと一歩及ばず、残念です。責任を感じています」と唇をかんだ。

 今季は新戦力の目玉として南アフリカ代表SOマニー・リボックが加入。昨季限りで引退した元オーストラリア代表SOクウェイド・クーパー(現アタックコーチ)に代わる新司令塔は、23年のW杯フランス大会で南アの連覇メンバーの一人だった。ラン、パス、両足のキックとすべてが一級品で、チームを押し上げてきたが、入れ替え戦出場には届かなかった。

 ▼花園近鉄ライナーズ チーム創設は1927年。花園ラグビー場開設とともに1929年に正式に創部した。1948年度の第1回全国実業団大会(後の全国社会人大会)で準優勝。53年度に同大会初制覇。57年度に2連覇を果たすなど同大会で計8度の優勝を誇る。66年度は日本選手権で早大を破り、初の日本一に。67年度の同選手権で2連覇を果たすなど計3度の優勝を誇る。関西社会人Aリーグは優勝17度。03年発足のトップリーグは11―12年シーズンの5位が最高成績。22年1月開幕のリーグワン初年度は2部所属。22―23、23―24年シーズンは1部12位。おもなOBに坂田好弘(元大体大監督)、日本代表キャップ24の小笠原博(故人)、後にレスラーに転向した原進(阿修羅原、故人)、今里良三、前田隆介、トンプソン・ルークらがいる。近鉄特急の人気列車「アーバンライナー」がチーム名の由来。スピードと力強さを表現している。部員は現在54人。

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2026年5月10日のニュース