豊昇龍、稽古急きょ休み…左膝の状態悪化 立浪親方「半月板が割れて」 11日初日初場所へ暗雲

[ 2026年1月9日 05:05 ]

豊昇龍
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 大相撲の横綱・豊昇龍(26=立浪部屋)が8日、同部屋で行われた朝稽古を急きょ休んだ。師匠の立浪親方(元小結・旭豊)によると、これまでテーピングやサポーターなどを施してきた左膝の状態が悪化。在位6場所目で横綱初優勝を目指す初場所(11日初日、両国国技館)へ、早くも暗雲が垂れ込めた。

 本来いるはずの稽古場に、豊昇龍の姿はなかった。師匠の立浪親方によると、不安のある左膝に腫れが出たため休ませ、水がたまりやすい状態だという。「昨日、(病院に)行ったと思う。昨日までは痛くなかった。ヒアルロン酸とかで、ごまかしてるのはごまかしてる」と説明。前日まで2日連続で高砂部屋を訪れ、調整を続けていた。

 昨年の秋場所から2場所連続で優勝決定戦で敗れた。冬巡業では左膝にテーピングなどをして調整。今月3日の出羽海一門の連合稽古で始動し、5日の横綱審議委員会による稽古総見では、左膝にサポーターを施しながら関取衆で最多の17番取り大関・琴桜、安青錦を相手に12勝と貫禄を見せた。「いい感じできているし順調」と話していただけに思わぬ“誤算”となった。

 6日の東京・明治神宮での土俵入り前の参拝で「ケガのないように」と祈願していたが、最終調整で不安が残る形に。横綱の患部について立浪親方は「半月板が割れて、いたずらするっていうか。先場所ぐらいから言っていた」と明かし、初場所の出場には「大丈夫だと思う。稽古はしてきている。なかなか順調にはいかないね」と率直な思いを口にした。初日まで限られた時間の中で仕上げていくしかない。

 《医師は「一度切れたら…」》横浜市・松宮整形外科の松宮是哲院長は「力士全員、MRI検査を受けたら半月板が損傷している人は、たくさんいると思う。骨折とかの外傷性というより、繰り返す衝撃でだんだん、傷がついて広がっていくみたいな」と見解を示した。半月板損傷などの場合は保存療法で様子を見ることが多く「手術の話がまだ出てないとしたら、とてもひどい断裂の状態ではないと思う」と話した。ただ、半月板は血流がほとんどない組織。「日常に大きな不便がある場合は手術する必要がある。テーピングで治るとかもない。半年から1年で良くなる人がいるけど、一度切れたら元に戻るのは期待できない」と説明した。

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