【高校ラグビー】関西学院が完封発進で県勢90勝目 SO木山「まずは1日まで行って」

[ 2025年12月29日 05:30 ]

第105回全国高校ラグビー1回戦   関西学院50―0九州学院 ( 2025年12月28日    花園 )

<関西学院・九州学院>前半、ディフェンスのギャップを突いてゲインする関西学院・木山(撮影・北條 貴史)
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 1回戦14試合が行われ、5大会ぶり出場の関西学院(兵庫)は九州学院(熊本)を50―0で圧倒し、2回戦に進んだ。展開力を生かして計8トライを奪い、完封で締めくくって県勢90勝目を挙げた。2回戦は30日で、3連覇を狙う桐蔭学園(神奈川第1)などのシード校が登場する。

 最初から最後まで、関西学院は徹底的にボールをつないだ。自陣でもキックを使わず、左右にボールを散らしながらFWもBKもライン参加して突破を図る。前半3分に高校日本代表候補のHO黒田が奪った先制トライを皮切りに、走りに走って計8トライ量産。安藤昌宏監督は「ミスが多かった」としながらも「いろんな子にボールが回ってチャンスを生かせたのは大きかった」と振り返った。

 攻撃のタクトを振るったのは、高校日本代表候補のSO木山だ。パスを散らして味方を生かし、50メートル走6秒1のスピード、そして変幻自在のステップでビッグゲインを連発。後半16分にはハーフウエーライン手前でリターンパスを受けると、九州学院の防御網を破って約50メートルを走り切る独走トライを決めた。

 4歳で競技を始め、2学年上の兄・鉄平(関学大2年)を追うように高校から関西学院へ。「報徳を破って、関学で花園に出るのが格好いいなとずっと思っていた。兄も同じ考えだった」。聖地にたどり着けなかった兄の思いも背負い、県大会決勝ではライバルの報徳学園を撃破。今大会前には家族から「思いっきり楽しんでこい」と送り出された。

 50得点に加えて完封で締めくくり、これで県勢90勝目。ただ、ここはまだ通過点に過ぎない。木山は「まずは1日(元日)まで行って、そこを勝ってベスト8に行って、そこから一戦一戦勝っていくことが目標」と力を込めた。過去の最高成績は第90回大会(10年度)の4強。高みを見据え、ノーシードから勝ち上がる。 (西海 康平)

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