【ゴルフ】渋野日向子「ぎりぎり」来季米出場権獲得「落ちるところまで落ちた はい上がっていく」

[ 2025年12月11日 04:35 ]

米女子ゴルフツアー 最終予選会最終日 ( 2025年12月9日    アラバマ州 マグノリアグローブ・クロッシングC=6664ヤード、パー72、フォールズC=6643ヤード、パー71 )

来季出場資格を獲得した(左から)渋野日向子、西村優菜、桜井心那
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 最終ラウンドの残りが行われ、渋野日向子(27=サントリー)、桜井心那(21=ニトリ)、西村優菜(25=スターツ)が24位タイまでの来季出場資格を獲得した。渋野は最終ラウンドをイーブンパーとし、西村とともに通算5アンダーの24位。桜井は8アンダーの10位で通過した。大会は悪天候による順延などの影響で90ホールから72ホールに短縮された。来季は過去最多だった今季の13人を上回る15人の日本選手がツアーに参戦する。

 渋野は苦しみを乗り越え切符を手にした。ラウンド直後は平静を装っていたが、後の組で通過を決めた西村が泣いて歓喜する姿を見ると涙腺が決壊した。

 ボーダーライン上の24位で来季の出場資格を勝ち取り「ぎりぎり通って良かった。やっぱり米国で戦いたかったから。最後まで諦めずにできた」と喜びをかみしめた。

 前日に11ホールを消化し、最終日はインの3番から残り7ホールに臨んだ。パーセーブを続けて迎えたパー5の6番。打ち上げでバンカー越えの3打目を3メートルに寄せた。パットも沈めてバーディーを奪い「あそこで取るしかないと思っていた。いい3打目も打てたし、入ってくれて良かった」とはにかんだ。

 国内ツアーから挑戦した21年以来4年ぶりの予選会。ただ前回とは重圧の大きさが違った。宿舎では食事もあまり喉を通らなかった。「緊張感もあり、体も思ったように動かなかった。でも、自分の弱いところに負けたくない思いが強かった」と精神力を誇った。

 本格参戦4年目の今季は23試合に出場し予選落ち13回。トップ10入りは全米女子オープン7位の1回だけでポイントランク104位に低迷。出場優先順位が最も高い80位以内のシードも、一定の出場機会が見込める81~100位の準シードも逃した。望みを託した予選会で出場権を手にし、限定的な出場機会を得ることになった。自らの名前が記されたツアーカードを手にすると笑顔がはじけた。

 19年のAIG全英女子オープンで日本女子2人目のメジャー制覇を果たしたが、その歴史的快挙を最後に米ツアーでの勝利はない。「落ちるところまで落ちた。どんどんはい上がっていく」と復活を誓った。

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