鈴木愛 9年ぶり国内メジャーV 31歳で通算22勝目!次なる目標「35歳で30勝」

[ 2025年12月1日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ツアー選手権リコー杯最終日 ( 2025年11月30日    宮崎県 宮崎CC=6543ヤード、パー72 )

ツアー選手権リコー杯・最終日、フラワーシャワーの祝福を受ける鈴木愛(撮影・西尾 大助)
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 首位から出た鈴木愛(31=セールスフォース)が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算9アンダーで並んだ岩井千怜(23=Honda)とのプレーオフを2ホール目で制し、大会初優勝を飾った。8月のニトリ・レディース以来の今季2勝目で、通算22勝目。14年、16年日本女子プロに続きメジャー3勝目(史上20人目)を手にした実力者は、永久シードを得られる通算30勝を今後の目標に掲げた。

 プレーオフ2ホール目。鈴木は80センチのパーパットを沈めてシーズン最後の戦いに終止符を打った。「終わった。やっと休める」。涙とともに湧き上がった感情は解放感だった。

 序盤は足踏みだった。9番から4連続バーディーで単独首位に立ちながら、18番で2打目をバンカーに打ち込み痛恨のボギー。岩井千に並ばれたが、プレーオフはしぶとくパーを拾い、9年ぶりにメジャータイトルをつかんだ。

 8月に今季初勝利を挙げたものの、9月以降は5試合連続予選落ち。「ここまで予選落ちが続くと思っていなかった。今までで一番しんどかった」。武器だったパットも不調に陥った。そこで年間7勝を挙げ、2度目の賞金女王に輝いた19年に使用したエースパターを再投入。きっかけをつかむと、10月の富士通レディース以降はいい感覚が戻ってきた。

 宮崎CCは「苦手なコース」という。特に逆目のラフからのアプローチに苦戦していたが、練習日に男子ツアー48勝の中嶋常幸から「PWを開いて打ったら簡単だよ」と金言を授かり開眼。「今まで58度か54度で打っていたけど、PWで打つと寄る距離が近づいてパーセーブの確率も高かった」とうなずいた。

 永久シードが付与される通算30勝まであと8勝。「35歳までに30勝するのが最大の目標。1年2勝の計算でぎりぎりなので、この1勝は大きい」と鈴木。有終の美を飾った31歳は「今週はほぼできなかったので、今日帰ってからいっぱいポケモンゲームします」と終始、笑顔だった。

 ≪千怜「悔しいけどやり切った」≫2打差を追った岩井千は1番から3連続バーディーを奪い一時は単独トップにも立ち最後まで鈴木と競り合った。プレーオフ2ホール目でティーショットを左に曲げて開幕戦以来の今季2勝目には届かなかったものの「悔しいけど、やり切った」とすがすがしい表情で話した。米ツアーに本格参戦し初優勝を飾った一年を振り返り「高い壁にチャレンジし続けた一年。来年はメジャーに勝ちたい」と決意を新たにした。

 ≪佐久間平均ストローク60台ならず≫25位の佐久間は目標に掲げた平均ストローク60台を達成できなかった。最終日に70以下で回ることが条件だったが、今季ワーストの77を叩いて「70.0585」となり「来年リベンジしたい」と悔しがった。それでも最多4勝を挙げ初の年間女王に輝いた一年を「去年の自分には考えられない一年。90点をつけたい」と総括。「来年はメジャーに勝ちたいし、目標はたくさんあるのでオフは忙しくなる」と前を向いた。

 ▼3位・古江彩佳 良かったり悪かったりだったけど全体を通していいプレーも多かった。うまくいかなかったシーズンだった。(日米両ツアーで今季は勝利なし) 

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