【独占手記】女子ゴルフ・佐久間朱莉 初の年間女王に輝く!人生を変えた師匠ジャンボさんの言葉とは…

[ 2025年11月22日 05:00 ]

女子ゴルフツアー大王製紙エリエール・レディース第2日 ( 2025年11月21日    愛媛県 エリエールGC松山 )

<エリエールレディス第2日>年間女王を決めた佐久間朱莉は花束を手に笑顔(撮影・井垣 忠夫)
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 メルセデスランク1位の佐久間朱莉(22=大東建託)が首位タイから出て6バーディー、2ボギーの67をマークし、通算10アンダーで単独トップに立った。同ランク2位の神谷そら(22=郵船ロジスティクス)が5オーバーで予選落ちして逆転の可能性がなくなり、年間女王に決まった。初の女王に輝いた22歳はスポニチに独占手記を寄せ、男子ツアー94勝の師匠・尾崎将司(78)への思い、飛躍の要因、憧れのアスリート、次の目標などを記した。

 小さい頃「賞金女王になりたい」と紙に書きました。その夢をかなえることができました。ブリヂストン・レディースで勝ってからずっとメルセデスランク1位でしたけど凄く長く感じました。こうして年間女王を獲ることができてうれしいです。

 今季4勝を挙げて年間女王になれたのは師匠のジャンボさんのおかげです。初めて会ったのは中学3年の冬。その時「とにかく振れ」と言われました。教え通り強く振ることで飛距離がアップし200ヤードだったキャリーは240ヤードに伸びました。

 昨季は2位が3回で悔しい思いばかりでしたが「俺は優勝した回数の倍以上2位がある。勝つまでは2位が多いんだ」と言ってもらい「優勝争いの回数を増やそう」と切り替えることができました。

 今年1月24日のジャンボさんの誕生日に「勝てるように頑張ります」とあいさつした時は「お前はゴルフがうまいからな」とだけ言われました。その言葉を信じてプレーしたことが初優勝、年間女王につながりました。私のゴルフ人生を変えてくれたジャンボさんに報告に行きたいです。

 今年専属になった藤山和也トレーナーとの出会いも大きかったです。オフに米アリゾナ州で合宿を行ったのですが、トレーニングががらりと変わりました。2~3時間のウエートを1日置きにやっていたのをウエートをやめコンディショニングをメインに連日午前午後2部制に変えました。ウエートを全くやらないので半信半疑だったけど、目に見える成長がありました。一番変化したのは腹圧。ストレッチポールの上に乗り、足を上げ下げするトレーニングをやるのですが、体幹が強くなり1年間戦える力がついたと思います。

 アリゾナ合宿ではうれしいことがありました。近くで行われていたドジャースのキャンプを見に行きました。実はオリックス時代から山本由伸投手に憧れています。体格は小さいのにタイトルを獲ったり世界で活躍しているので「私も小さいけど頑張ろう」と刺激を受けています。

 その憧れの存在を間近で見ることができました。クラブハウスにも入れてもらったのですが、タイミングが合わず初対面は果たせませんでした。だから自分も頑張ったら会えるかなと思いやってきました。ワールドシリーズの活躍も見ていました。ここで満足せず、山本投手のようにもっともっと頑張ろうと改めて決意しています。

 次の目標はメジャー優勝です。平均ストローク60台も達成したいです。そして毎年勝てる強い選手になりたいという思いがあります。座右の銘は「七転八起」です。私にぴったりの言葉だと思います。くじけそうになっても諦めずに目標に向かって挑戦し続けます。(プロゴルファー)

 ▼尾崎将司 朱莉、年間女王おめでとう。1年通して他の誰よりも強かったという証。昨年は勝つことができず随分悔しい思いをしたと思うが、その思いがあったからこそ、今年の成績につながったと思う。本当によかったな朱莉。残りの試合、皆に今年の集大成見せてやれ。

 ◇佐久間 朱莉(さくま・しゅり)2002年(平14)12月11日生まれ、埼玉県川越市出身の22歳。名細中―埼玉平成高卒。父親の影響で3歳でゴルフを始める。21年6月のプロテストでトップ合格。家族は両親と兄。1メートル55。血液型AB。

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