木村彩子 ホールアウト後に柏原明日架とハグ 優勝の原動力は95年生まれの同世代の活躍

[ 2025年10月19日 21:28 ]

女子ゴルフツアー 富士通レディース ( 2025年10月19日    千葉・東急セブンハンドレッドクラブ 6697ヤード、パー72 )

<富士通レディース2025最終日>優勝トロフィーを手に笑顔を見せる木村彩子(撮影・会津 智海)
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 首位で出た木村彩子(29=コンフェックス)が68で回り、通算12アンダーで22年アース・モンダミンカップ以来のツアー通算2勝目を挙げた。

 2位に5打差をつけて18番グリーンに向かう木村の視界に同学年の永峰咲希、柏原明日架の姿が入ってきた。自分を祝福するために、待ってくれているのが分かり「同級生(同学年)って良いなと思いました」と胸がいっぱいになった。

 「今年は(同学年で)優勝している子が多かったから、自分も早くお祝いされたいなと思っていたので凄くうれしいです」。ホールアウト後は柏原と抱き合い、喜びをかみしめた。

 95年度生まれの同世代では今季、永峰が資生堂・JALレディース、柏原がNEC軽井沢72、金沢志奈がソニー日本女子プロ選手権、堀琴音が日本女子オープンで優勝。その流れに木村も乗った。

 同世代にまだ優勝者が出る前は、仲間内で「(自分たちは)石ころ世代だね、とか言って。磨けばダイヤモンドになるよね」と話していたという。それが今や国内メジャーの優勝者を2人も出す注目の世代となった。

 今季の木村は開幕戦で2位に入るなど春は調子が良かったが、夏場に下降線をたどった。その原因はパット。「春先はパットが入っていた。でも自分は重いグリーンに苦手意識があって、夏場の重いグリーンでフィーリングがうまくいかなかった」

 その懸案のパッティングを今大会の初日終了後に南秀樹コーチのアドバイスで修正。フォローがしっかり出ていなかったことを指摘され「ちょっと大げさに手元を中心に動かすようにしたら、ボールの回転が良くなって伸びていく球に変わった」と手応えをつかんだ。

 その自信を胸に2日目に20メートルのバーディーパットを決めるなど64と爆発。この日も6バーディーを奪って、前半で混戦を抜け出し、楽々と逃げ切った。

 2週間後(11月2日)には30歳の誕生日を迎える。

 「年を重ねるにつれゴルフが上達している実感はある。南コーチとも“そういう選手って、息の長いプレーヤーになるから、目指しているところだよね”って、ちょうど話していたところでした」

 お手本にするのは申ジエや菊地絵理香、青木瀬令奈ら自分と同じような体のサイズで、年齢を重ねても活躍を続ける息の長い選手だ。

 今季の開幕前には優勝を目標に掲げていたが、それをクリアしたことで、国内メジャー制覇を次のターゲットに据える。

 「やっぱりメジャーチャンピオンになりたいと思っているので。まだ最終戦(ツアー選手権リコー杯)も残っているので、そこは勝ちにいきたいというのはあれですけど、凄い意識はしています」と力強く言い切った。
  

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