【出雲駅伝】国学院大連覇!初の3冠へ準備“チャクチャク” 3年生・野中&辻原が自信の走り

[ 2025年10月14日 04:15 ]

出雲全日本大学選抜駅伝

ゴールする国学院大アンカーの上原琉翔。2年連続3度目の優勝を果たした=出雲ドーム前
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 学生3大駅伝の初戦が行われ、国学院大が2時間9分12秒で2年連続3度目の優勝を果たした。前年度主将でエースの平林清澄が卒業して前評判は高くなかったが、3区で野中恒亨が区間2位、4区・辻原輝が区間新記録と3年生コンビが快走。箱根で敗れて昨年度は逃した学生駅伝3冠へ、前田康弘監督(47)も手応えをにじませた。早大は2区で4年生の山口智規が9人抜きで区間賞。2位でフィニッシュし14年ぶりの表彰台となった。

 両手で2連覇を表すピースサインをした上原主将(4年)がゴールテープを切ると、すぐさま歓喜の輪が広がった。それでも5年ぶりの優勝だった昨年に比べれば、喜びは控えめ。前田監督は「気づいたら国学院、という自分たちの持ち味の駅伝ができた。混戦になれば、駅伝力で前に行ける」とうなずいた。

 指揮官が勝因に挙げたのが、3、4区を任せた3年生コンビの活躍だ。5位でたすきを受けた野中が留学生に食らいつき、2位に押し上げる快走。当日変更で4区に入った辻原は、従来の記録を4秒更新する区間新で先頭に立ち、後半2区間は最後まで先頭を守った。野中が「実力通り。国学院に野中ありと見せられた」と誇れば、辻原も「万博最終日だったので、4区を“辻原パビリオン”にしようかなと思って、区間記録を出すと思って走った」と笑った。

 前年度は平林、今年度も4年生に上原や5区2位の高山ら高レベルのランナーをそろえる。一方で「来年は我慢の年になるとみている」と選手層が薄くなると危惧していた前田監督は、夏合宿前には野中を来年度の主将に指名、辻原にもハッパを掛けた。すると2人は現在も前田監督の指導を受ける平林を、練習で負かすほどに成長。指揮官も「仕掛けをつくり、選手が応えてくれた」とうなずいた。

 3冠が懸かった今年1月の箱根駅伝は3位。最後まで優勝争いは演じられなかったが、今年は山上りの5区対策も着々と進行中だ。まずは11月の全日本、そして初の3冠へ、上原主将は「かなり(対策は)進んでいる。楽しみにしていただければ」と予告した。

 《作戦不発も“大化け”期待》青学大は前日に発表した「ばけばけ大作戦」は不発に終わり、原監督は「駅伝は経験するしかない。練習では培えないものがある」と控えめに語った。6区のエース黒田(4年)を除き、5人が初の出雲駅伝出走というメンバー構成で臨んだが、2区・折田、3区・飯田(ともに2年)がともに区間2桁順位と振るわず、優勝争いから脱落。指揮官は「(選手はこれから)化けてくれれば」と期待し、区間賞の黒田も「次に向けてしっかり切り替える」と話した。

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