【玉ノ井親方 視点】大の里は日に日に体が大きく見えてくる このまま後半戦の土俵を引っ張って

[ 2025年9月23日 19:04 ]

大相撲秋場所10日目   ○大の里(突き出し)琴勝峰● ( 2025年9月23日    両国国技館 )

<秋場所10日目>突き出しで琴勝峰(左)を破る大の里(撮影・沢田 明徳)
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 大の里は危なげないね。先場所13日目に敗れ、逃げ切り優勝を許した琴勝峰との注目の一番。今場所の琴勝峰は調子が上がらないとはいえ、秘めた力は侮れないだけに好勝負を期待したが、あっけない結果に終わった。

 立ち合いで胸から当たって相手の出足を止めると、左からおっつける。それで琴勝峰の体が簡単に浮き上がった。そのまま突いて出てあっさり勝負を決めた。

 先場所とは全く違った。横綱の強さだけが際立つ取組内容だった。

 人の印象とは不思議なもので、こうやって安定感抜群の相撲ばかりを見ていると、横綱の体が日に日に大きく見えてくる。

 もちろん体の張りも良い。夏巡業で十分に稽古を重ねてきた成果だろう。場所前は少し調子が良くないようだったが、本場所と稽古は別物。参考にはならない。

 今場所の相撲で特に良いのが、引き技がほとんど見られないことだ。先場所、さんざん指摘されて、自分でもこれではいけないと思ったのだろう。絶対に引くまいと、意識して取っている印象を受ける。

 もう1人の横綱の豊昇龍も若元春に快勝して全勝をキープした。両横綱が好調だと、やはり相撲の見え方が違ってくる。琴桜もこの日は霧島と良い相撲を取った。最後まで何が起きるか分からないのが相撲の面白さでもあるが、横綱、大関にはこのまま後半戦の土俵を引っ張っていってもらいたい。(元大関・栃東)

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