【カーリング】ロコ・ソラーレ 3大会連続五輪へ連勝発進! 藤沢“新武器”さく烈で笑顔はじけた

[ 2025年9月12日 04:30 ]

カーリング日本代表決定戦第1日 ( 2025年9月11日    北海道・稚内市みどりスポーツパーク )

1次リーグのフォルティウス戦に勝利し、鈴木(手前)と抱き合うロコ・ソラーレの藤沢
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 26年ミラノ・コルティナ冬季五輪に向けた代表決定戦が開幕し、三つ巴の女子は五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが2連勝と“ロケットスタート”を切った。スキップの藤沢五月(34)がチームをけん引し、25年日本選手権覇者のフォルティウスを延長の末に9―7、24年同覇者のSC軽井沢クラブを13―4で撃破。フォルティウスは連敗発進となった。大会勝者は五輪切符を懸け12月の世界最終予選(カナダ)に進出する。

 ライバルを延長戦の末に退けたロコ・ソラーレの藤沢は絶叫した。「ふぉ~!」。張り詰めていた空気がほどけ、輪を作った仲間に笑みが広がる。フォルティウスを下した白星発進の勢いのまま、SC軽井沢クも下して2連勝。ミラノ・コルティナ五輪に向けた代表が決まる大一番で、感情むき出しで戦うロコは強い。

 「やっぱりこの大会はカッコつけちゃダメ。4年前、私たちはカッコつけて最初、負けた。もうそれはやめようと、全力で喜んだ」

 第1戦の延長11エンドで試合を決したのは藤沢のダブルテイクアウトだった。ストーンの滑るスピードが速い「トップウエート」のショットは、3位に終わった2月の日本選手権後に練習を重ねてきたもの。吉田知は「さっちゃんが新しく手に入れた強み」と称賛した。

 今年からロコが助言を受けるのが宇宙飛行士の野口聡一さん(60)。「世界中どの会場でもホームのように戦いきるのが強みでは」との言葉をもらった。前回の北京五輪に向けた21年大会は、当時北海道銀行だったフォルティウスとの一騎打ちで2連敗発進と苦戦。今回は観客の声援をパワーに変え、気持ちを前面に出すと決めている。

 新たな試みも大きい。それは、スポンサーから提供してもらったキャンピングカー。この日は午前8時と午後1時開始の2試合。その間にチームだけの空間で静かに、緻密に、戦略を立てた。藤沢は「凄く良い時間を過ごせた」と言う。ハーフタイムでの“もぐもぐタイム”に加え、試合間のブレークタイムでの作戦会議まで準備万全。ハード、ソフト両面が進化したロコの2連勝は必然だった。

 最高のスタートにも、メンバーに慢心はない。前回、自分たちが2連敗から3連勝の大逆転を飾っているのだから当然だ。「最後までロコ・ソラーレらしく戦いきることが大事」と藤沢。ロコらしく氷上で笑顔と強さを見せ、三つ巴の戦いを勝ち抜いてみせる。

 ▽カーリング日本代表決定戦 3チームで争う女子は、1次リーグ(11、12日)で各チームが総当たりで2度ずつ対戦し、上位2チームが決定戦(13、14日)へと進む。1次リーグの対戦結果を含め、先に3勝したチームが代表に決定。2チームで争う男子は、先に3勝したチームが代表となる。男女代表はそれぞれ残り2枠のミラノ・コルティナ冬季五輪出場権を懸け、12月にカナダで行われる世界最終予選を戦う。

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