【女子ゴルフ】柏原 数々の苦難を乗り越え復活Vに涙「初めて父の目の前で優勝見せられた」

[ 2025年8月18日 04:00 ]

女子ゴルフツアーNEC軽井沢72最終日 ( 2025年8月17日    長野県 軽井沢72ゴルフ北C=6625ヤード、パー72 )

<NEC軽井沢72・最終日>優勝しインタビューで涙を見せる柏原明日架(撮影・西尾 大助)
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 首位から出た柏原明日架(29=富士通)が4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算14アンダーで今季初優勝を飾った。19年NOBUTA GROUPマスターズGCレディース以来6年ぶりのツアー3勝目。シード落ち、不倫報道、この日に明かした離婚など、数々の苦難を乗り越えて復活した。同じく首位スタートのルーキー寺岡沙弥香(22=フリー)は1打差の2位に終わり、初優勝は持ち越しとなった。

 短いウイニングパットを沈めた柏原は、ボールを拾い上げた左手を空に向かって掲げた。ゴルフを始めた時から指導を受ける父・武道さん(49)が見守る前で、6年ぶりの3勝目。「この日は初めて父の目の前で優勝を見せられた。それが優勝できた理由だと思う」と涙で目を潤ませた。

 1番で寺岡にリードされても2番で4メートルを沈めて追走。パー3の8番は12メートルのチップインバーディーで観客を沸かせた。3メートル前後のパーパットを決めるなどしぶとく耐え、15番で5メートル、16番では4メートルのパットを決めて首位に立って逃げ切り「パットが決まってくれたのが一番大きかった」と勝因を挙げた。

 19年に2勝して以降はシード落ちも経験。私的スキャンダルが報道されたこともあった。「これ以上、はい上がっていけないのではないかと思った時期もあった」。この日の会見では、24年2月に結婚した一般男性と「離婚したんです…」と衝撃告白。数々の苦境を乗り越え「ゴルフを続けていてもいいのかなと思う時間もあった」と言葉を詰まらせた。

 それでも自身を省みながら「考えを改めるきっかけだと思って、前を向くしかない」と真摯(しんし)に競技と向き合ってきた。武道さんの勧めで森守洋コーチ(48)に師事しコーチ2人体制に変わると、父との信頼関係はさらに深まった。そしてついにつかんだ復活の1勝。29歳は「今季は3勝目を目標に頑張ってきてクリアできたので、4勝目、5勝目を目指したい」と晴れやかな表情で宣言した。

 ◇柏原 明日架(かしわばら・あすか)1996年(平8)1月30日生まれ、宮崎市出身の29歳。7歳の時に父・武道さんの影響でゴルフを始める。日章学園高卒。14年プロテスト合格。19年9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子でツアー初優勝。同年10月のNOBUTA GROUPマスターズGCレディースで2勝目。ツアー通算3勝。1メートル71、63キロ。

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