渡辺一平 お家芸200m平泳ぎで日本勢3大会ぶりメダル 2位には「正直勝てたレース」と反省も

[ 2025年8月2日 04:00 ]

水泳 世界選手権第22日 ( 2025年8月1日    シンガポール )

 男子200メートル平泳ぎで銀メダルを獲得した渡辺一平=シンガポール(共同)
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 競泳男子200メートル平泳ぎ決勝が1日に行われ、渡辺一平(28=トヨタ自動車)が2分7秒70で銀メダルを獲得した。ともに3位だった17、19年大会に続く3度目の表彰台。この種目の日本勢で3大会ぶりのメダルとなった。初出場の深沢大和(24=東急)は6位。女子50メートルバタフライ準決勝では池江璃花子(25=横浜ゴム)が全体11位(2組5位)で決勝進出を逃した。

 17年に当時の世界記録を打ち立て、同年の世界選手権は初出場で銅メダルを獲得。お家芸の継承者として将来を嘱望されながら、21年東京五輪は代表落ちするなど酸いも甘いも知る渡辺が再び世界の舞台で輝いた。優勝した覃海洋(タン・カイヨウ、中国)とは0秒29差の2位。「正直勝てたレースだった。悔しい思いしかない。最後は泳ぎがごちゃごちゃした」と反省しきりだったが、複数メダルが目標だった競泳日本勢に、待望の2個目をもたらした。

 深沢や東京五輪代表の佐藤翔馬とは高城直樹コーチの下で練習に取り組む間柄。練習拠点は都内にある大学の短水路の2コース分と決して恵まれていないが、25メートルを全力で泳ぐ練習を繰り返し、後半のテンポアップにつなげた。金メダル獲得や深沢とのダブル表彰台には届かなかったが「世界で一番強いチームだと思う」との自負の一端を証明した。

 日本国内では7月に16歳の大橋信が2分6秒91をマーク。銀メダルを獲っても浮ついていられない状況が、28歳の渡辺をこれからも進化させていく。

【池江 本命50mバタで決勝逃す】
 28年ロサンゼルス五輪での実施が決まり、池江自身も「今回メダルを獲得することで、ロスへ自信が付くと思う」と話していた本命の50メートルバタフライだったが、決勝に駒を進めることができなかった。スタートからスピードに乗れず、平井瑞希(TOKIOインカラミ)にも後れを取りフィニッシュ。主将を務めた今大会の全出場種目が終わり、レース後は目を赤くしながら「散々メダルと言ってきたのに決勝にも行けず、本当に残念だし、凄く悔しい」と話した。

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