大の里 新横綱1勝 IGアリーナこけら落としで7800人熱視線「今日勝てたことは大きい」

[ 2025年7月14日 04:45 ]

大相撲名古屋場所初日 ( 2025年7月13日    IGアリーナ )

土俵入りする大の里(撮影・椎名 航)
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 こけら落としとなった新アリーナで、3場所連続優勝を目指す新横綱・大の里(25=二所ノ関部屋)が、新小結・欧勝馬(28=鳴戸部屋)を寄り切り、白星発進した。今場所初めて披露する土俵入りでは緊張感も見られたが、土俵では大学の先輩を圧倒。師匠の稀勢の里以来、8年ぶりに誕生した日本出身横綱が、史上6人目の新横綱Vへ最高のスタートを切った。

 大の里は7800人の視線を一身に浴びた。真夏の新アリーナでの初陣。「先場所とガラリと変わって、会場も変わって、その中で初日、勝てたのが良かった」。らしさ全開の圧倒的な強さで新横綱1勝を挙げた。

 元学生横綱で日体大の2学年先輩・欧勝馬とは幕内では初めての対戦。独特の緊張感の中、立ち合いで珍しく突っかけた。気持ちを落ち着け、2度目は自分のペースで立った。この日の朝稽古で入念に確認したもろ手突きで押し込み、左でおっつけながら力強い出足で前進。右上手を引いて、休むことなく寄り切った。九重審判長(元大関・千代大海)は「立ち合いが速かった。あの攻めでは相手は何もできない」と手放しで称えた。

 両親も見守る前で、本場所では初めて横綱土俵入りも披露。朝日を背にそびえる富士山が描かれた化粧まわしを締め、横綱としての大仕事を終え、ホッとした表情も見せた。「初めてだらけで大変だったけど、今日勝てたことは大きいと思う。(土俵入りの疲れは)15日間やってみたら分かるんじゃないか」。付け人は3人から8人に増え、準備運動などのルーティンが大きく変わる中、堂々と初日を乗り切った。

 今場所に向け、万全の準備を整えた。先場所後は昇進伝達式や凱旋パレードなど多忙を極める中、今月1日に本格的に始動。基礎基本を中心に体をつくり上げ、初めて2日連続で境川部屋に出稽古して追い込んだ。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が「今場所も変わらず、稽古ができていると思う。本場所に臨むだけという形まで調整できている」と話すほど、しっかり仕上げてきた。

 過去4度の優勝は全て白星発進しており、まずは視界良好だ。新横綱で賜杯を手にしたのは年6場所制以降では大鵬、稀勢の里ら5人で、貴乃花を除く4人は初日に白星を挙げている。「明日から、しっかり集中して頑張ります」。新横綱として6人目、そして8人目となる3場所連続優勝へ、歴史に名を残す場所が始まった。

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