大の里 新横綱Vへ吉兆の「富士」化粧まわし「本当にかっこいい」 貴乃花、稀勢の里ら5人が達成

[ 2025年7月12日 04:30 ]

化粧まわし贈呈式に出席した大の里
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 日本相撲協会は11日、大相撲名古屋場所(13日初日、IGアリーナ)の取組編成会議を行い、2日目までの取組を決めた。第75代横綱に昇進した新横綱の大の里(25=二所ノ関部屋)は初日に新小結・欧勝馬(28=鳴戸部屋)、2日目に平幕の安青錦(21=安治川部屋)と対戦。初顔と対戦する序盤を乗り切れば史上6人目の新横綱優勝と同8人目の3場所連続優勝が見えてくる。十両以上の休場力士は関脇・大栄翔(31)、平幕・遠藤(34=いずれも追手風部屋)、十両の生田目(23=二子山部屋)となった。

 雲の上に顔を出す雄大な富士山と、まばゆい光を放ちながら天高く昇る朝日が描かれていた。大の里は「本当にかっこいい。綱を巻いて立つ姿が似合いそう。楽しみ」と目を輝かせた。太刀持ちと露払いには「風神雷神」があしらわれた紺地の新品。名古屋場所に向け、二所ノ関部屋を支援するアイ工務店(大阪市)から三つぞろいの化粧まわしが贈られた。

 吉兆と言える。新横綱場所での優勝は過去5人しかいない。直近では貴乃花、稀勢の里、照ノ富士が達成しており、いずれも富士山の化粧まわしを締めていた。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は「私も最初にもらった化粧まわしが非常に記念になっている。横綱土俵入りすると力がみなぎってくると思う」と話した。

 初土俵から2年。記録ずくめのスピード出世で最高位に駆け上がった。名古屋場所は勝率5割9分1厘と年6場所の中で最も低いが、この日も酷暑の稽古でたっぷり汗を流し「まだ時間はあるので準備して頑張ります」と力を込めた。初日は日体大の先輩で新三役の欧勝馬、2日目は安青錦と対戦する。幕内で初顔との対戦は30勝8敗とやや苦手とするが、鍵となる序盤戦を乗り切れば新横綱Vも見えてくる。

 春から続く3場所連続優勝となれば大鵬、千代の富士、貴乃花らに続く8人目の快挙でまさに大横綱の道を歩むことになる。新化粧まわしには「頂点に立つ誇り、気高さ。さらに高みを目指し、多くの人々に夢や希望を届ける存在になってほしい」との思いが込められた。美しく雄大で誰からも愛される日本一の山のように――。いよいよ大の里の新横綱場所が始まる。 (中村 和也)

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