大の里 3連覇へ 師弟3代新横綱Vで新アリーナに名を刻む 名古屋場所番付発表

[ 2025年7月1日 04:45 ]

<大の里番付発表>新横綱として新たに名前を指さす大の里(撮影・椎名 航)
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 日本相撲協会は30日、大相撲名古屋場所(13日初日、IGアリーナ)の番付を発表した。夏場所後に第75代横綱に昇進し、西に座った大の里が愛知県安城市の二所ノ関部屋宿舎で会見し、新横綱場所への決意を示した。年6場所の中で最も勝率が悪い酷暑の名古屋。体調管理の徹底を掲げ、史上6人目の新横綱優勝、史上8人目の3場所連続Vを目指す。草野、琴栄峰、若碇改め藤ノ川の3力士が新入幕を果たし、それぞれ会見した。

 前日夜に凱旋パレードを行った石川県から戻ってきたばかりというのに、大の里の表情は引き締まっていた。テレビカメラがずらりと並ぶ会見でも姿勢を崩すことなく対応。「朝起きて番付を見て、やっと実感が湧いてきた。これからが大事になってくるので、しっかり頑張っていきたい」と心境を述べた。

 初土俵から2年、記録ずくめのスピード出世で最高位に駆け上がった25歳。名古屋場所では3連覇の期待がかかる。年6場所制以降の達成はわずか7人。いずれも10回以上の優勝を誇る千代の富士、貴乃花ら大横綱ばかりだ。大の里も「やることをやって、それに向けて頑張っていきたい」と意欲を示した。新横綱Vとなれば史上6人目で師匠の稀勢の里、その師匠にあたる隆の里と3代をつなぐ快挙となる。「みんながみんなやっているわけではない。親方に近づけるように頑張りたい」と意気込んだ。

 期待が膨らむ一方で「名古屋はいい思い出がない」と漏らす。幕下だったデビュー2場所目の2年前は6番を終え3勝3敗。相撲人生で最大のピンチを味わった。昨年は連敗発進で入幕後最低の9勝止まり。「(前の場所で初優勝し)自分のなかで満足してしまった」と振り返る。夏場所前に体調不良で5日間相撲を取れなかった反省を生かし「先場所のようなことがないように、体調管理をしっかりして臨みたい。ここで好成績を出せたら、自分が強くなったことを実感できる」と前向きに話した。

 これまで優勝した翌場所で崩れるパターンを繰り返していたが、春、夏場所を連覇し、大きな自信につなげた。「15日間、目の前の一番を大切にやっていけば、おのずと結果は出る」。言葉の一つ一つに「重み」が感じられた。新アリーナで新横綱として臨む「猛暑の名古屋場所」。歴史に名を刻む準備は整っている。 

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