やり投げ女王・北口榛花 今季ベストで逆転V 「この記録で満足してはいけない」視線は世界陸上連覇へ

[ 2025年6月14日 03:00 ]

陸上ダイヤモンドリーグ第6戦 ( 2025年6月12日    ノルウェー・オスロ )

北口榛花(AP)
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 女子やり投げは昨夏のパリ五輪金メダルの北口榛花(27=JAL)が、今季自己ベストとなる64メートル63で制した。DL今季初勝利で、通算10勝目。4投目まで60メートル86の4位にとどまっていたが、5投目に記録を伸ばして逆転した。連覇が懸かる9月の世界選手権(東京・国立競技場)に向けギアを上げてきた。

 パリ五輪女王が、調子を上げてきた。5投目の大投てきで、4位から一気に頂点へ。5月のセイコー・ゴールデングランプリで出した今季ベスト64メートル16を47センチ上回り「正直ホッとした」と振り返った。

 4投目までは右方向へやりが抜けていたが、5投目はやり先をコントロールして修正。3位以内に入らなければ最終6投目へ進めなかっただけに「とにかく集中した。絶対に(3位以内に)残らないといけないと思っていた」。22年の初優勝以来、DL10勝の大台に乗せた。

 今季は5月上旬のDL中国大会で初戦を迎えたが、60メートル88にとどまり4位。オフシーズンから自身の武器である柔軟性を生かす投てきを目指してきたが「初戦は虚像が見えた」と危機感を抱いていた。セイコー・ゴールデングランプリを制したが、5月中旬以降に体調を崩し、予定していた試合を欠場。「一度、練習を休まないといけないぐらい。復帰するのは少し大変だった」という。万全でない中での優勝は第一人者の意地だった。

 既に出場が決まっている世界選手権連覇に加え、自身の日本記録67メートル38の更新も今季のミッション。「この記録で絶対に満足してはいけない。また良くなるように、練習も試合もやっていきたい」。自国開催の大舞台へ向け、女王が決意を新たにした。

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