高安 いける!史上2位の初V年長記録 単独トップで迎える14日目「生きている感じがする」

[ 2025年3月22日 04:30 ]

大相撲春場所13日目 ( 2025年3月21日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所13日目>突き出しで若元春を破る高安(右)(撮影・後藤 正志)
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 35歳の平幕・高安が若元春を突き出しで破って2敗を守った。2敗で並んでいた大関・大の里が関脇・王鵬に押し出しで敗れたため、高安が単独トップに躍り出た。きょう22日に美ノ海に勝ち、大の里が大栄翔に敗れれば、年6場所制(1958年)以降で歴代2位となる年長記録での初優勝が決まる。

 悲願の初優勝が見えてきた。高安は左四つ、寄りを持ち味とする若元春を相手に、先手先手で回転のいい突っ張りを見舞った。相手に反撃の余地を与えず最後まで攻め続け、突き出した。「立ち合いから、どんどん前に攻めることができた。気持ちのいい相撲。止まることなく攻められた」。35歳は充実の汗を拭った。

 結びで大の里が敗れ単独トップに立ち、歴史的初優勝が近づいた。初土俵から119場所目、35歳0カ月での初優勝となれば、12年夏場所を初土俵から121場所、37歳8カ月で制した旭天鵬に次ぐいずれも史上2位のスロー記録、高齢記録となる。

 22年春場所は王手をかけながら本割と決定戦で連敗。同九州場所でも三つ巴の優勝決定戦で阿炎に敗れるなど、あと一歩のところで“頂点”を逃してきた。14日目を単独トップで迎えることになり「こういう状況の中で相撲を取れるのは幸せなこと。生きている感じがする」と心の底から相撲を楽しんでいる様子だ。

 プロ生活20年。入念な体のケアに努めている。場所中は起床後、約1時間半かけ、ストレッチや準備運動などで体を温めてから稽古場に向かう。「日課になっている。やっぱり腰痛とかも出てくるので、特に終盤は気を使いますね」。幕内では現役4番目の高齢。昼寝を含めて8時間と十分な睡眠時間も確保し、場所の疲れを取っている。

 きょう22日は美ノ海との初対戦が組まれた。「緊張感もあるけど、一生懸命頑張って明日も、あさっても勝ちたい」。一時は大関まで上り詰め、酸いも甘いも味わった35歳にようやく「春」が訪れようとしている。 (中村 和也)

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