【玉ノ井親方 視点】大の里のV確率はズバリ7割 高安にはその予想を覆す最後の踏ん張りを期待

[ 2025年3月22日 19:58 ]

大相撲春場所14日目   ○美ノ海(寄り切り)高安●  ○大の里(押し出し)大栄翔● ( 2025年3月22日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所14日目>大栄翔(左)を攻める大の里は押し出しで勝利し3敗を守る (撮影・奥 調)
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 突いても、突いても相手は引かない。下から、下からしぶとく攻め返してくる。

 高安は初顔合わせとなった美ノ海との一番に、取りづらさを感じていたのではないか。

 前日の若元春戦は、下から上へ回転の良い突っ張りを見舞って一気に勝負を決めた。

 しかし、この日は10センチも低い1メートル78の美ノ海が相手だっただけに、突きが上から下になり、力が伝わりづらくなっていた。

 一方の美ノ海は下からうまくあてがいながら応戦。高安の差し手を右で封じ、最後は相手の体を起こして寄り切った。

 初優勝を狙う高安にとっては、痛い黒星になった。今日勝っていれば、千秋楽へ勢いを加速させて臨むことできたが、この日のように自分の相撲が相手に通じなかった時は、精神的なダメージが残りやすい。千秋楽に尾を引かなければ良いのだが。

 対照的に大の里は良い相撲を取った。かち上げで当たって大栄翔の上体を起こし、右をあてがいながら左喉輪で押し込むと、そのまま押し切った。馬力のある大栄翔に何もさせない完勝だった。

 大の里の千秋楽の相手は琴桜。ただ、今場所の琴桜は元気がない。ズバリ、大関の優勝の確率は7割あると見ている。ただ、勝負事はゲタを履くまで分からない。しかも今はどの力士も疲れのピーク。何が起きてもおかしくないのが千秋楽だ。高安には予想を覆す最後の踏ん張りを期待している。(元大関・栃東) 

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