幕下付け出しの三田が近大相撲部同期の大花竜を破って5勝目「いずれ当たると思っていた」

[ 2024年9月19日 14:11 ]

大相撲秋場所12日目 ( 2024年9月19日    東京・両国国技館 )

<秋場所12日目>大花竜を押し出しで破り報道陣の取材を受ける三田(撮影・郡司 修)
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 近大出身で昨年の国体8強の実績を持つ幕下最下位格付け出しの三田(22=二子山部屋)が、西三段目3枚目の大花竜(22=立浪部屋)を破って5勝目を挙げた。

 激しい押し合いからいなしを交えて流れを作った三田が、もろハズで下から押し上げて押し出した。「自分の相撲が取れた」と会心の内容。5番相撲で勝ち越しを決めた時には「場慣れしてきた感じはあります」と話しており、プロの土俵にも馴染んできた。

 大花竜は近大相撲部の同期。三段目最下位格付け出しで夏場所デビューしてから3場所目で、ちょうど幕下最下位格付け出しの三田と近い位置に番付を上げていた。「今場所は当たらないと思っていたんですけど…」と少し複雑な表情の三田。それでも「いずれは当たると思っていたので正々堂々行こうと」と、4年間苦楽をともにした盟友とデビュー場所で相まみえた。

 大学時代の稽古場では「五分五分だった」という。公式戦での対戦は、昨年10月の国体個人戦決勝トーナメント3回戦(ベスト16)以来。その時も、三田が突き放して先手を取ってからもろ差しで寄り切るという同じような内容だった。互いに手の内を知り尽くしているだけあり「勝つ時はだいたいあのパターン」と狙い通りの相撲で制した。

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