序二段・清水海がデビュー無敗の13連勝!兄・土佐清水と土俵下の控えで並び「ちょっと心強かった」

[ 2024年9月19日 06:19 ]

大相撲秋場所11日目 ( 2024年9月18日    東京・両国国技館 )

大新海(手前)を攻める清水海(撮影・郡司 修)
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 西序二段5枚目の清水海(23=境川部屋)が西三段目83枚目の大新海(24=大嶽部屋)との全勝対決を制して6連勝と星を伸ばした。

 激しく突っ張る大新海の攻めを右へ回り込んでかわし、タイミングよく突き手を払って泳がせて押し出し。軽快に土俵を動き回って勝機を逃さず「しっかり見て、攻めるところで攻めた。よく動いたかな」と振り返った。

 先場所はデビュー戦でいきなり元幕内・炎鵬(29=伊勢ケ浜部屋)を破り、そのまま全勝で序ノ口優勝。今場所もここまで順調に白星を積み重ね、デビュー以来無敗の13連勝とした。無敗の快進撃にも「結果としてそうなっているだけ。連勝を気にするような、顔じゃないので」と謙虚だった。

 高知県土佐清水市出身の清水海は、埼玉栄高、日大でも実績を積んできた。4兄弟の三男で、長兄は東三段目82枚目の土佐清水(27=時津風部屋)。この日は清水海と土佐清水の取組順が偶然にも並んでおり、しかも同じ東方。故郷の名を背負う兄弟2人が東方の控えに並んで座る場面があった。弟の清水海は「こんなことはめったにないので、よかったです」と笑顔。兄が見守る土俵で全勝対決を制し「ちょっと心強かったです」とうれしそうに話した。

 序二段の全勝は、兵庫・報徳学園高出身の今村(19=二所ノ関部屋)と幕下中位経験者の大雄翔(22=追手風部屋)と3人に。炎鵬が今村に敗れる波乱もあった中「誰が来ても強いと思うので」と、2場所連続の各段優勝を見据えて気を引き締めた。

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