【バスケ女子】恩塚監督「私の力不足…責任を感じてます」 3連敗敗退に反省「私が導けなかった」

[ 2024年8月4日 20:49 ]

パリ五輪第10日 バスケットボール女子1次リーグC組   日本58ー85ベルギー ( 2024年8月4日    ピエール・モロワ競技場 )

日本・恩塚亨監督(AP)
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 女子バスケットボール日本代表(世界ランク9位)は1次リーグC組最終戦でベルギー(同ランク6位)と対戦。第1Qは3Pシュートを全て失敗するなど前半から苦しい展開が続き、ベルギーに58ー85で敗れて3連敗で1次リーグ敗退。2大会連続メダル獲得を目指したが、8強を前に姿を消した。

 試合後に恩塚亨監督(45)は「試合の入りでいうとオフェンスで停滞してしまった。停滞しないように私が導くことができなかった」と振り返り、「相手のローテーションの早さでペイントエリアのシュートを消されてしまったのは相手の素晴らしさがあった」とベルギーを称えた。

 今大会通してインサイドに苦戦する展開が多かったが「当然そこで攻めてくれるだろうというところで、そこを超えるチーム力でディフェンスの高さを超えていく。またオフェンスでやられてもやり返せる戦う軸とする考え方で、自分たちの強みを出していくところで準備したんですけど、結果が出なかったところで私が導けなかったところです」。


 銀メダルに輝いた東京五輪から3年、2大会連続メダルが期待されたが、「職責を背負うときに女子バスケット界を少しでも前に進むために3年間、毎日全身全霊でやってきました。選手たちも全力で答えてくれました。私の足りないところも選手たちがフォローしてくれた3年間でした。選手たちの頑張りを知っている人間として、勝利として貢献できず責任を感じています。私の力不足のその1点だと思っています」と反省の弁を述べた。

 21年9月に監督就任後、林咲希(29=富士通)を主将に指名。「いつも自分よりチームのことを考えて、明るく誠実に一生懸命向き合い続けてくれた」と感謝した上で、他の選手たちにも「選手たちの努力は金メダルに値する努力をしていたと思います。選手たちは頑張ってくれました」と選手たちの努力を称賛した。

 最後に今後の世界と戦う上で「よりアスレチックな選手が活躍する、フィジカルなプレーが許容される世界になってるので、そこの力を高めるもしくはチームで補っていくか。その問いは出てて、その問いの答えたが私の考えはこうでしたが、今後バスケット界として必要な視点になると思う。大きくて動ける選手が必要不可欠になる。これから世界のトップ10レベルはそうなると思う」と必要な部分について語った。

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