パリ五輪3人目のドーピング陽性 ベン・ジョンソンも陽性示した筋肉増強剤を柔道選手から検出

[ 2024年8月3日 21:16 ]

モハメド・サミム・ファイザド(AP)
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 パリ五輪の柔道男子81キロ級に出場したモハメド・サミム・ファイザド(21=アフガニスタン)が、ドーピング検査でアナボリックステロイドの陽性反応が出たと、国際検査機関が3日、発表した。

 開幕戦後の検査で、検体からタンパク同化ステロイド剤のスタノゾロールが検出された。パリ五輪でドーピング検査に陽性を示したのは、ファイザドが3人目。アナボリックステロイドは筋肉増強剤で、88年ソウル五輪で陸上男子短距離のベン・ジョンソン(カナダ)が陽性を示した薬物として知られる。

 ファイザドは7月30日に行われた1回戦で、オーストリア選手に敗れて姿を消した。

 アフガニスタンは今大会、男女3人ずつの選手団を派遣している。ファイザドは選手団のうち、本国を拠点にしている唯一の選手。

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