エディージャパン、テストマッチ初勝利お預け 退場&イエローカード響きジョージアに10年ぶり敗戦

[ 2024年7月13日 20:55 ]

ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ2024   日本代表 23―25 ジョージア代表 ( 2024年7月13日    ユアスタ )

エディー・ジョーンズHC
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 世界ランキング12位のラグビー日本代表は同14位のジョージア代表に23―25(前半13―18)で敗れた。9年ぶりに日本代表の指揮官に復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は”復帰戦”となった先月22日のイングランド代表戦でも敗れており、テストマッチは2連敗。日本はジョージアに14年11月23日(トビリシ)以来10年ぶりの黒星を喫し、通算対戦成績は5勝2敗となった。

 日本は主将のリーチ(BL東京)が東海大時代以来というロックに入り、No.8はフランスでプレーするタタフ(ボルドー)、SOは李承信(神戸)が先発。試合開始から速いテンポの連続攻撃を仕掛け、前半3分にWTBナイカブラ(BL東京)が右中間へ先制トライを決めた(7―0)。PGを決め合って10―6で迎えた同20分、フランカー下川(東京SG)が密集での危険なプレーでイエローカード。1人少ない状態でゴール前ラインアウトからモールを”電車道”で押し込まれ、10―11と逆転を許した。

 前半23分には敵陣でのスクラムでWTB長田(埼玉)をフランカーの位置に入れて8人でプレッシャーをかけ、ジョージアの反則を誘発。同25分に李がPGを決めて13―11と再びリードした。しかし、反則プレーを映像で再検証する「バンカーシステム」により、下川はレッドカードに変更されて残り時間を14人以下で戦うことが確定。同28分にはジョージアの連続攻撃を止めきれず、最後はSHアラニアにポスト左へ飛び込まれて13―18で折り返した。

 日本は後半も”超速ラグビー”で果敢に攻め、李が12分のロングPGは外したものの、16分のPGは決めて16―18と2点差に迫った。19分に相手CTBクヴェセラゼがハイタックルでイエローカードを受けて数的不利が解消されると、ゴール前で猛攻。フィジカルの強いジョージア相手にボールをキープし続け、24分に大外でフリーとなった長田が左中間へ飛び込むテストマッチ初トライを決め、23―18と3度目のリードを奪った。

 だが後半32分、自陣に攻め込まれると途中出場したロックのワクァ(花園)が不当なプレーでイエローとなり、13人対15人とまたも数的不利の状況に。34分には連続攻撃からロックのジャヴァヒアに右中間へ飛び込まれ、コンバージョンも決まって23―25と三たび試合をひっくり返されて敗れた。

 ▼リーチ主将 日本代表らしい戦いで誇りに思うが、満足な結果ではないので次のイタリア戦(21日、札幌)へ良い準備をしたい。イングランド戦の反省点はクリアして成長はしている。必ずこのチームは4年後に結果を出します。

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