男子バスケ五輪サバイバル 22日から豪州2連戦 大型大学生コンビ、ジェイコブス&山ノ内が12人枠狙う

[ 2024年6月22日 04:44 ]

練習で汗を流すジェイコブス晶(撮影・小海途 良幹)
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 パリ五輪に出場するバスケットボール男子日本代表(世界ランク26位)は22日、23日に北海きたえーるでオーストラリア(同5位)と強化試合を行う。チームは21日に試合会場で前日練習を行った。今回の登録メンバーは16人で、五輪登録12人の枠を巡るチーム内競争の舞台でもある。米国の大学でプレーするジェイコブス晶(20=ハワイ大)、山ノ内勇登(21=ネバダ大)の若手が五輪代表入りを目指してコートに立つ。

 五輪開幕が約1カ月後に迫り、狭き門を巡る争いが激しさを増している。今回のメンバーは16人。北海道遠征を前に原修太(千葉J)須田侑太郎(名古屋D)今村佳太(琉球)西田優大(三河)のシューティングガード4人がカットされた。オーストラリア戦の前日練習が報道陣に公開されたのは終盤の約10分のみ。黙々とシュートを繰り返す選手たちからは緊張感がヒシヒシと伝わってきた。

 NBAで日本人最長の6季プレーして来季Bリーグ入りを表明している渡辺雄太(グリズリーズ)、NBAで2季連続プレーオフに進出した八村塁(レーカーズ)も今月下旬に合流見込みで、実質的に残る枠は10。ホーバス監督は昨夏のW杯で課題だったリバウンドと、3点シュート成功率を選考ポイントに挙げ「フロントコート(スモールフォワード、パワーフォワード、センター)はバックコート(ガード)より若手が多い。NBA組が合流するまでにいろいろ見たい」と語った。

 注目は米国でプレーする2人だ。身長2メートル3のジェイコブスは3点シュートが武器。この1年は肉体改造に着手し体重が約10キロ増え、当たり負けしない強さも身につけた。身長2メートル7の山ノ内は俊敏性と機動力を兼ね備える。2人を加えれば、速い展開から3点シュートを量産する日本のスタイルを失わずにサイズアップが可能だ。2人は「五輪に出たい気持ちは強い」と口をそろえる。オーストラリアはNBA組不在だが高さは世界屈指。21年東京五輪銅メダルの強豪相手に存在感を示せば、花の都への道も開けてくる。

 ◇ジェイコブス 晶(じぇいこぶす・あきら)2004年(平16)4月13日生まれ、神奈川県横須賀市出身の20歳。米国人の父と日本人の母を持つ。生後間もなく渡米し、4歳から競技を始める。20年に帰国し、21年1月に横浜BCの下部組織に加入。同9月にトップチームの特別指定選手となり、同11月13日の宇都宮戦でBリーグデビューした。昨夏のU―19W杯で8強入りに貢献。昨夏にハワイ大に進学した。身長2メートル3。左利き。

 ◇山ノ内 勇登(やまのうち・ゆうと)2003年(平15)5月27日生まれ、福島県出身の21歳。米国人の父と日本人の母を持つ。7歳からバスケを始め、小学5年時に米国に移住。ハワイ、ロサンゼルスに住み、バスケの強豪リベット・アカデミー高に進学。ラマー大を経て、23年にポートランド大へ転校。来季はネバダ大でプレーする。19年に16歳で日本代表の育成合宿に初選出された。21年U―19W杯は最下位の16位。身長2メートル7。

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