【レスリング】石黒隼士“猪木イズム”で五輪切符「実感湧いてきた」パリでも優勝ダァ~!

[ 2024年4月21日 13:00 ]

パリ五輪のアジア予選で出場権を獲得し、成田空港に帰国した石黒隼士
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 レスリングのパリ五輪アジア予選(キルギス・ビシケク)で出場権を獲得して代表に内定した男子フリースタイル86キロ級の石黒隼士(24=自衛隊)が21日、成田空港に帰国。「五輪が決まった実感は終わった直後は湧かなかったが、いろんな方から連絡をもらい、実感が湧いてきた。うれしい」と話した。

 予選では強運ぶりが際立った。初戦で対戦予定だったインド選手が計量に間に合わずに不戦勝。いきなり韓国選手との代表決定戦となったが、わずか30秒でテクニカルスペリオリティー勝ちを収めた。「日頃の行いは良くないので…」と頭をかいたが、「今回の結果が良くないと思う人もいると思う。だからこそ、パリでは結果を残さないといけない」と思いを新たにした。

 一昨年に亡くなったアントニオ猪木さんの大ファン。若き時代の映像を見たり、写真集も購入するほど惚れ込んでおり、大会前には燃える闘魂が着ていたものと同じ色合い、同じシルエットのスーツを仕立ててもらったという。「あまり着る機会はない。自衛隊なので。部屋で着て、鏡の前でずっとこんな(ポーズを取る)感じで」と自己満足にふけっていることを明かした。

 最も好きな言葉は、かの名言「出る前に負けること考える馬鹿いるかよ」だ。「ネガティブになった時に、言い聞かせるようにしている。影響を受けている」と石黒。パリでも猛者がひしめく86キロ級を、猪木イズムで勝ち抜く。

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