【大相撲浦安巡業】幕下・嘉陽が“ご当所”で充実の稽古 関取昇進目前の夏場所へ、同世代の活躍が刺激

[ 2024年4月19日 07:35 ]

<春巡業浦安場所>ぶつかり稽古で高安(右)の胸を借りる嘉陽(左)(撮影・前川 晋作)
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 大相撲春巡業が18日、千葉県浦安市のバルドラール浦安アリーナで行われ、幕下・嘉陽(24=二所ノ関部屋)が充実の稽古を行った。

 幕下の申し合いに参加した後、幕内・高安(34=田子ノ浦部屋)の胸を借りてぶつかり稽古。本場所で付け人も務める一門の兄弟子の重い胸を借り、何度も転がされながら約5分間、力を出し切った。稽古後には「だいぶしんどいです」と苦笑い。“ご当所”で充実の汗を流した。

 嘉陽は両親の出身地である沖縄県那覇市出身と公表されているが、生まれも育ちも千葉県市川市。実家は浦安市から近く、この日の会場「バルドラール浦安アリーナ」は小学生の頃に空手の大会で何度も来ていた“思い出の場所”でもあるという。

 春場所は西幕下3枚目で4勝3敗の勝ち越し。周囲の成績次第では新十両昇進も可能だったが、惜しくも届かなかった。新潟・能生中、海洋高、日体大の1年後輩には同部屋の幕内・大の里、同級生には同部屋の十両・白熊がいる。新入幕優勝の尊富士(伊勢ケ浜部屋)や新十両昇進を決めた風賢央(押尾川部屋)、塚原改め栃大海(春日野部屋)らも同学年で、角界の“黄金世代”から新たな関取誕生に期待が掛かる。

 「いっぱい関取がいるので刺激をもらっている」。幕下筆頭に番付を上げることが確実な夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)へ向け、巡業でしっかり稽古を積んで今度こそ関取昇進を決めるつもりだ。

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