【女子ゴルフ】佐久間朱莉が首位発進! 尾崎3兄弟からの金言で「気持ちが変わった。勝ちに来てる」

[ 2024年4月5日 18:44 ]

女子ゴルフツアー 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン第1日 ( 2024年4月5日    埼玉県 石坂GC=6535ヤード、パー72 )

<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン初日>18番、笑顔でホールアウトする佐久間朱莉(撮影・会津 智海)
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 雨の中、第1ラウンドが行われ、ツアー未勝利の佐久間朱莉(21=大東建託)が6バーディー、1ボギーの5アンダー、67で回り、22年大会優勝の上田桃子(37=ZOZO)と並んで首位発進した。

 勝手知ったるコースで佐久間が最高のスタートを切った。1番パー5で残り89ヤードの3打目を50度のウエッジで1メートルに寄せてバーディー発進。その後も3メートル前後を沈めてバーディーを重ねた。最終18番こそボギーを叩いたもが、「ショットが安定していた。完ぺきだった」と納得の表情で振り返った。

 埼玉県川越市出身で会場は自宅から車で2~30分の距離。今回は母・美樹子さんの手料理でエネルギーチャージし、自分の部屋でリラックスできている。加えてコースは中学時代から100回はプレーしたといい、「グリーンの特徴は分かっている。ここで狭いスポットを狙って打ったショットはプロになっても生きている」と地の利を強調した。

 もともと技術に定評があったが、今季は意識が大きく変わった。「今までは勝てたらいいなみたいな感じだったが、今年は勝ちに来てる」。それは合わせてツアー141勝の尾崎3兄弟の金言がきっかけだった。師匠の尾崎将司の77歳の誕生日祝いで集まった今年1月24日。そこには健夫(70)、直道(67)兄弟も居合わせた。その際、直道が1勝するまでに時間がかかったことを聞き、健夫からは「お前は勝ちにこだわれ、ゴルフだけうまいんじゃ勝てないぞ」と言われたという。2人が熱弁し、ジャンボはその時はうなずいていたというが、師匠の思いも知り、「そこで凄い気持ちが変わった」とスイッチが入った。

 初勝利へ勝負はまだ36ホールある。「良い滑り出しができたので、切り替えて、一打一打に集中して優勝争いできるように頑張る」と力を込めた。 

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