大阪マラソンVの平林清澄、打ち上げは「銭湯でコーヒー牛乳」 視線は“東京経由ロス”

[ 2024年3月30日 12:36 ]

国学院大のKマークをつくる平林(右)と前田監督
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 2月の大阪マラソンを初マラソン日本記録の2時間6分18秒で制した平林清澄(国学院大3年)が30日、都内で行われた同大の優勝祝賀会に出席した。「寒さと雨が意外に自分に味方した。何も懸かっていないレースで気楽に走れてタイムにもつながった」と振り返った。

 同大の主将兼エースとして「環境に変化ない」と冷静に語り、来月21日に行われる次戦・上海ハーフマラソンへ向けて「自己ベストが1年の時のままなので更新したい」と意気込んだ。大阪マラソン後は「銭湯でコーヒー牛乳で打ち上げをした」と言い、今月の日本学生ハーフマラソンを制した青木瑠郁(2年)とささやかな祝勝会をしたと明かした。

 今後はトラックシーズン、最上級生として臨む学生三大駅伝、マラソンシーズンと続く。「三大駅伝が残っている。そこで結果を残すのが夢。その後はマラソンにチャレンジして、ロサンゼルス五輪の日本代表を目指したい」と抱負を述べた。来年の東京世界選手権の参加標準2時間6分30秒を突破しているのは国内では平林のみで「チャンスがあると思う」と自覚しており、「そこに向けてやれるをことやるのが一番。世界で戦うならペースメーカーがいる大阪とは違う。勝負レースに向けた練習を強化したい」と語った。

 28年ロサンゼルス五輪が最大の目標となるが、自国の世界舞台を経験できる可能性もある。“東京経由ロス”へ向けて前田康弘監督は「通常通りで準備させる。計画しっかり立てて、フレッシュな状態でスタートラインに立たせたい」と話した。

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