20歳の竹田麗央が単独首位浮上 初V王手「楽しみです」

[ 2024年3月30日 19:16 ]

女子ゴルフツアー ヤマハ・レディース葛城 第3日 ( 2024年3月30日    静岡県 葛城GC=6545ヤード、パー72 )

<ヤマハレディース・2日目>9番、ティーショットを放つ竹田麗央(撮影・西尾 大助)
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 降雨によるコースコンディション不良で順延された第2ラウンドが行われ、1打差の2位から出た竹田麗央(20=ヤマエグループHD)は5連続を含む7バーディー、2ボギーの67で回り、通算10アンダーで首位に立った。今季3度目となる最終日最終組からツアー初優勝を目指す。

 3度目の正直なるか――。20歳の竹田が67と伸ばして首位に立ち、3度目の最終日最終組に入った。インの前半は一進一退の内容も、18番パー5で第2打をカラーまで運んでバーディーを奪うと、ここから5連続バーディーを奪う猛攻。「前半は我慢だったけど、18番から5連続でバーディーを取れたのが良かった」とうなずいた。

 叔母は元賞金女王の平瀬真由美、母・哲子もプロという「ダイヤモンド世代」の逸材。しかし同じ03年度生まれの桜井心那、神谷そららが次々と勝利をつかむ中、昨季はメルセデスランク22位と健闘しながらも初優勝には一歩届かなかった。今季も直近3試合は5位、5位、6位と優勝争いを続けている。

 4月2日に誕生日を迎えるため、この試合が20歳で戦う最後のトーナメントとなる。「久しぶりに最終日に天気が良い予報なので楽しみです。明日も自分のプレーに集中してできたらいい」と竹田。今度こそ、初優勝をつかみ取ってみせる。

 ◇竹田 麗央(たけだ・りお)2003年(平15)4月2日生まれ、熊本県合志市出身の20歳。プロゴルファーの母・哲子の影響で6歳からゴルフを始める。熊本国府高時代の19年に九州ジュニア優勝、21年に日本女子オープン7位でローアマチュアに輝いた。同年11月のプロテストで一発合格。憧れのプロはダスティン・ジョンソン(米国)とロリー・マキロイ(英国)。好きなクラブは1W。1メートル66、68キロ。

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