【競泳】池江100M自由形で余力を残して全体1位で決勝へ「リラックスして泳げた」

[ 2024年3月20日 20:41 ]

競泳国際大会代表選考会第4日 ( 2024年3月20日    東京アクアティクスセンター )

<国際大会代表選考会>女子100メートル自由形準決勝、競技を終え笑顔を見せる池江(撮影・岡田 丈靖)
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 女子100メートル自由形準決勝は池江璃花子(23=横浜ゴム)が54秒32の全体1位で21日の決勝に進出した。既に本命種目100メートルバタフライでパリ五輪代表に内定する中、決勝では白血病から復帰後の自己ベスト53秒83超をターゲットにする。

 決勝へ向け、体力を温存した。池江は当初は準決勝で53秒台を狙う予定だったが、昨秋から師事するボール・コーチから「今日は53秒は出さなくていい。決勝で記録を出そう」と言われて同意。前半を4位でターンすると、後半もゆったりとした大きな泳ぎのまま3人を抜いた。「リラックスして泳げた。明日は53秒台を出して優勝したい」。派遣標準記録53秒12は意識せず、復帰後自己ベストを目指す。

 昨年10月にオーストラリアに拠点移動後は本命種目100メートルバタフライを軸に練習。自由形は一定の速度を保ちながら長距離をこなす基礎体力強化のメニューで泳いできたが、スピード強化はしていない。

 「どちらかといえば200メートルの方が強くなっていると思う。今回は派遣を狙ってはいないので、あんまり期待しないで下さい」。個人種目での代表権は簡単ではないが、1位になればリレー種目で代表権を得られる可能性は高い。余力を残してのトップ通過。決勝でどこまでタイムを伸ばすのか、期待せずにはいられない。

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