51歳レジェンド葛西紀明 自身の持つギネス記録更新!札幌大会で予選突破 W杯個人最多570試合に

[ 2024年2月16日 17:07 ]

海外のメディアから取材を受ける葛西(撮影・武田 政樹)  
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 ノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(51=土屋ホーム)が16日、W杯札幌大会(大倉山ジャンプ競技場=ヒルサイズ137メートル)の予選に臨み、106メートルで本戦出場を決めた。17日の本戦出場でW杯個人最多570試合となり、自身の持つギネス世界記録更新となる。また、自身が持つ最年長出場記録も更新することになる。

 葛西は予選通過が決まると両手を突き上げた。スタートの前は「プレッシャーがすごかった」と話したが、50人までの決勝枠で、45位で予選突破。「やっとこの場に戻ってくることができてすごくうれしい」と満面に笑みを浮かべた。17日に向けては「自分のいいジャンプをしないと(W杯得点を得られる)30位以内には残れない。そういうジャンプをしたい」と意気込んだ。

 今季は51歳になっても衰え知らずの活躍を見せる。1月に行われたW杯下部のコンチネンタル杯(大倉山)3戦中2戦で日本勢最高となり、今回のW杯札幌大会の予選メンバー入りを決めた。さらに3日のTVh杯(大倉山)では2季ぶり、50代では初となる優勝を飾っている。

 W杯は20年2月の札幌大会以来4季ぶり。葛西は「30位以内に入ってポイントを取り、W杯遠征メンバーに入りたい」と意欲を示してきた。

 《葛西の主なギネス世界記録》
 ☆W杯 個人最多出場569試合。14年11月のW杯個人第3戦(フィンランド・ルカ)で42歳176日での優勝は最年長記録

 ☆五輪 92年アルベールビル大会から8大会連続出場、14年ソチ五輪団体銅メダルの41歳256日は最年長メダリスト

 ☆世界選手権 最多出場13回

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