スーパーボウル制したチーフスの優勝パレードで銃撃事件 1人死亡、21人負傷でうち15人が重傷

[ 2024年2月15日 13:59 ]

米中西部ミズーリ州カンザスシティーで開催されたスーパーボウルの優勝記念イベント会場での銃撃事件現場(AP)
Photo By AP

 プロフットボールNFLの王者決定戦、スーパーボウルの優勝記念イベントが開催された米中西部ミズーリ州カンザスシティー中心部のユニオン駅付近で14日、銃撃があり、地元警察は1人が死亡し、21人が負傷したと明らかにした。うち15人が重傷。

 共同電などによると、地元警察は3人を拘束し、銃器を押収した。子ども9人が銃撃を受け、病院に搬送されたと報道が、いずれも命に別条はないという。

 スーパーボウルは11日、西部ネバダ州ラスベガスで開かれ、カンザスシティーを本拠地とするチーフスが優勝した。銃撃はパレード後に駅で開かれたイベントの終盤に発生し、チーフスの選手はステージ上にいた。

 バイデン大統領は声明で「米国が最も団結するスーパーボウル」の優勝イベントのさなかに起きた事件であり「米国の魂を深く切りつけた」と非難。議会に対し、銃規制強化に向けて行動するよう改めて要求した。チーフスは「われわれは無意味な暴力行為に心から悲しんでいる。遺族らに心からお見舞い申し上げます」との声明を発表。選手、スタッフらは全員無事だったという。

 ABCテレビが報じた映像では、チーフスの赤いユニホームに身を包んだファンらが詰めかけた会場で破裂音が数回響き、大勢がその場から逃げた。交流サイト(SNS)には、血痕が付いた地面の近くで倒れた人に心肺蘇生を試みる動画が投稿されるなどした。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年2月15日のニュース