川内優輝 ドーピング違反「陽性通知遅すぎる気が…」 創価大カミナ、検出約1カ月後の出雲にも出場で

[ 2024年2月15日 17:45 ]

川内優輝
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 男子マラソンの川内優輝(36=あいおいニッセイ同和損保)が15日、自身のX(旧ツイッター)を更新。創価大のリーキー・カミナ(3年)がアンチ・ドーピング規則を違反したと発表されたことに言及した。

 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)によると、昨年9月16日の学生陸上競技対校選手権で実施された検査で、尿検体から禁止薬物ナンドロロンが検出された。選手の要請によりB検体を分析したが、同様にナンドロロンが検出された。

 カミナは23年10月12日から3年間の資格停止となり、検体採取日(同9月16日)以降に出場した個人成績は失効となる。同10月9日の出雲駅伝には3区2位で創価大の準優勝に貢献していた。全日本大学駅伝、箱根駅伝には出場していない。

 川内は「9月16日の日本インカレの検査でドーピング物質が検出されたのに10月9日の出雲駅伝をそのまま走ったんですね。慎重に検査したかもしれませんがJADAから選手への陽性通知が遅すぎる気がします」と私見。

 また、別の投稿でアンチ・ドーピング活動に関わる世界中の情報を一元的に管理するプラットフォーム「ADAMS」への反映について「陰性反応の場合には、ほぼ1週間以内に検査結果がADAMSに反映されるので、『定期的に検査を受けている選手』と『それ以外の選手』では通知に差があるのかもしれませんね。ADAMSに2週間経っても結果が反映されないことは過去に1、2回くらいでした」と記した。

 創価大の発表によると、カミナは昨年7月21日~9月5日に強化練習のためケニアに帰国。滞在中に強い倦怠感の症状が現れており、友人に倦怠感を改善するための薬の購入を依頼し、薬局で販売されていた市販の薬20錠を紙に包まれた状態で受け取ったという。「Decabolin」とみられる市販の薬を薬品名や成分を確認しないまま、10日間にわたって1日2回服用していた。現在、大学での練習ができないカミナはケニアに帰国している。

 創価大は「薬を服用する際には必ず成分を確認するよう指導はしていましたが、ケニアに滞在していることもあり、日本のスタッフに相談しないまま、体調が悪かったため成分の確認を怠りました」とした。
 

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