【柔道】どうなる?ウルフの全日本挑戦 週明けにも鈴木監督に直談判へ 推薦枠獲得へ署名活動も示唆

[ 2024年2月15日 17:39 ]

パリ五輪代表内定会見でファイティングポーズを取るウルフ・アロン
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 柔道男子100キロ級で、前日14日に男女全14階級で最後に今夏のパリ五輪代表に内定したウルフ・アロン(27=パーク24)が15日、東京都文京区の講道館で会見に臨んだ。自身のユーチューブチャンネルで、体重無差別で日本一を争う4月の全日本選手権(東京・日本武道館)出場を表明している件について、男子日本代表の鈴木桂治監督に“直談判”する考えを示した。

 ウルフは19年以来の全日本に挑戦する意図について、「全日本で優勝するだけの力がないと、外国人選手に勝てない。大きい選手を投げに行くことで、技の力の確認もできる」と強調。5年ぶり2度目の日本一へ「もちろん優勝したい気持ちもある」とし、決して無計画、無謀な挑戦ではないと語気を強めた。

 一方、前日の会見で鈴木監督は「今の状況と試合数を踏まえ、体調、コンディションがうまくいくのか」と懸念を表明している。東京五輪後は長らく低迷し、17位以内で出場権を得られる五輪予選ランキングで16位とギリギリの状況にあるウルフは、本番までの約5カ月半で国際大会2試合に出場を予定。加えて全日本選手権、その予選を兼ねる3月の東京都選手権(東京武道館)に出場すれば過密日程は明らかで、ピーキングやケガのリスクが心配される。

 来週には鈴木監督、担当の小野卓志コーチらを交え、今後の強化計画を話し合う予定。「コンスタントに試合に出た方が、試合勘の部分(も良く)、投げることもできるというのが僕の感覚」と話すウルフの思いは届くのか。最後は予選大会を経ずに本大会に出場できる推薦について、「もらえませんかね?署名(活動)しようかな」と表明(?)した。

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