女子バスケ日本 五輪最終予選初戦でスペインに前半10点リード!林が5本の3P決めてトップの15得点

[ 2024年2月9日 01:09 ]

バスケットボール女子パリ五輪世界最終予選   日本ースペイン ( 2024年2月8日    ハンガリー・ショプロン )

林咲希
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 バスケットボール女子パリ五輪世界最終予選が8日(日本時間9日)に4会場で開幕。日本(世界ランキング9位)は初戦でスペイン(同ランキング4位)と対戦した。前半は林咲希(28=富士通)が5本の3Pシュートを決めるなど46―36と10点リードで折り返した。

 日本は開幕前日の7日に登録メンバー12人を発表した。“走り勝つシューター軍団”をコンセプトに身長1メートル60台のポイントガードを4人選出。センター登録は高田真希(34=デンソー)の1人しかいない。平均身長はスペインの1メートル83に対し、1メートル74。インサイドの戦いで不利なメンバー構成だが、恩塚亨監督(44)は「速さ、しつこさ、チームワークでは明らかに世界に優位に立てる」と自信を示していた。

 3大会連続の五輪切符を獲得へ日本は、最終予選の初戦は山本麻衣(24=トヨタ自動車)、宮崎早織(28=ENEOS)、赤穂ひまわり(25=デンソー)、林、高田の5人が先発出場した。

 第1クオーター(Q)は開始早々から相手にプレッシャーをかける積極的な守備を見せていた。攻撃では残り8分33秒で林が3Pシュートを決めてチーム初得点。残り7分55秒にも2連続となる3Pシュートを沈めた。そこから流れに乗って、第1Qは26―18と最高のスタートを切った。

 第2Qは途中出場の馬瓜エブリン(28=デンソー)が躍動した。開始から得点を重ねて、残り8分49秒でレイアップシュートから相手の反則誘い、フリースローも決めて3点プレーを成立させた。一時3点差まで詰め寄られたが、残り3分26秒から林が3連続3Pシュートで決めてリードを広げて10点差で前半を終えた。

 個人スコアでは林が5本の3Pシュートを決めてチームトップとなる15得点。続いて、エブリンが10得点を挙げた。

 ▽バスケットボール女子パリ五輪世界最終予選 中国、ベルギー、ブラジル、ハンガリーの4会場で8~11日に開催。16チームが4組に分かれて総当たりのリーグ戦を行う。既に出場権を得ている開催国のフランス、22年W杯優勝国の米国が入る組は、この2カ国を除いた上位2チームが出場権を得る。パリ五輪は12チームが参加。21年東京五輪銀メダルの日本の入ったハンガリー開催の組はスペイン、世界5位のカナダ、世界19位の地元ハンガリーが同居。国際バスケットボール連盟(FIBA)が公式サイトで“死の組”と紹介する激戦グループだ。日本は9日にハンガリー、同11日にカナダと対戦。4カ国中上位3位に入れば、3大会連続の五輪切符を獲得する。

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