【新弟子検査】追手風部屋の斧澤亜矢斗は貴景勝似?「同じ押し相撲で強いのでまねしたい」

[ 2024年1月10日 08:33 ]

新弟子検査を受検した追手風部屋の斧澤亜矢斗(撮影・前川 晋作)
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 大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が9日、国技館で行われ、受検した11人全員が体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ初場所初日に合格が発表され、興行ビザの取得を待つ外国出身者以外は3日目から行われる前相撲で初土俵を踏む。

 埼玉栄高3年で昨夏の全国高校総体団体優勝の実績を持つ斧澤亜矢斗(追手風部屋)は力士人生への第一歩を踏み出し「まだ実感はないけどこれから頑張りたいと思います」と決意を込めた。

 同じ埼玉県出身で埼玉栄高の先輩にあたる関脇・大栄翔(30)に誘われて追手風部屋に入門。「先輩たちを追いかける気持ちで頑張れる」と、6人もの関取が在籍する稽古相手に恵まれた部屋を選んだ。

 憧れは大先輩の大栄翔と大関・貴景勝(27=常盤山部屋)。顔つきや風貌が新弟子時代の貴景勝に似ていると言われることも多く「尊敬しています。同じ押し相撲でとても強いのでまねしたい」と大きな目標に掲げた。

 既に部屋の稽古に参加しており、申し合いでは幕下や三段目力士とも互角に渡り合う。「プロはとても厳しい世界だと思っている。自分は小さいので誰よりも努力しないと上がれない」。受検した11人の中で最も低い身長1メートル67の小兵ながら、関取そして横綱を目指していくことを誓った。

 ◇斧澤 亜矢斗(おのざわ・あやと)2005年(平17)5月1日生まれ、埼玉県入間市出身の18歳。入間少年相撲クラブで小2から相撲を始め、黒須中3年時に全国中学生選手権(元日相撲)32強。埼玉栄高に進学し、3年時に関東大会100キロ以上級優勝、国体ベスト16。1メートル67、141キロ。

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