【新弟子検査】鹿実高の市来崎大祐「入るからには強くなりたい」自ら志願して伊勢ケ浜部屋入門

[ 2024年1月10日 08:08 ]

新弟子検査を受検した伊勢ケ浜部屋の市来崎大祐(左)と鈴木塁智(撮影・前川 晋作)
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 大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が9日、国技館で行われ、受検した11人全員が体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ初場所初日に合格が発表され、興行ビザの取得を待つ外国出身者以外は3日目から行われる前相撲で初土俵を踏む。

 鹿児島実業高3年の市来崎大祐(伊勢ケ浜部屋)は、受検した11人の中で最重量158キロの堂々たる体格。憧れは部屋の横綱・照ノ富士(32)で「横綱を目指しています」と大きな目標を語った。

 「稽古量が(多いと)有名で、入るからには強くなりたいと思って」と自ら伊勢ケ浜部屋入りを志願。鹿児島実業高相撲部顧問の菅間勇介教諭(28)が近大で翠富士と錦富士の2学年先輩だった縁から、紹介を受けて伊勢ケ浜部屋の門を叩いた。

 昨夏に2度体験入門し、昨年九州場所前には福岡県太宰府市の宿舎でも稽古した。正式に入門したのは年明けで、8日から部屋の稽古に参加。「横綱もいらっしゃって、雰囲気が引き締まる」と憧れの舞台への気持ちを高めた。

 ◇市来崎大祐(いちきざき・だいすけ)2005年(平17)8月7日生まれ、鹿児島県徳之島町出身の18歳。亀徳相撲クラブで5歳から相撲を始め、小4でわんぱく相撲全国大会3位、全日本小学生優勝大会優勝。小6で全日本小学生優勝大会優勝。鹿児島実業高3年時に九州大会準優勝。1メートル84、158キロ。

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