錣山親方を襲った「うっ血性心不全」 心臓の機能低下で血液が体内滞留 息苦しさ、むくみなど症状も

[ 2023年12月18日 12:46 ]

錣山親方(元関脇・寺尾)
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 大相撲元関脇・寺尾の錣山親方(本名・福薗好文=ふくぞの・よしふみ)が17日午後8時27分に、うっ血性心不全のため東京都内の病院で死去した。18日、日本相撲協会が発表した。60歳だった。

 うっ血性心不全とは、心臓の機能が低下して体に十分な血液を送り出せなくなった状態の「心不全」によって、臓器や血管にうっ血が起こる病態のこと。

 厚生労働省のホームぺージによると、うっ血性心不全は心機能障害のひとつで、心臓弁膜症、心筋梗塞、心筋症などさまざまな原因で心臓のポンプ機能が低下することにより引き起こされるという。心臓から全身に身体が必要とする量の血液を送り出すことができなくなり、肺や全身に血液が貯まり、息切れ、むくみ、疲れやすいなどの症状が出現するとしている。また、急激な体重増加、脈拍の増加、尿量の減少なども引き起こすという。

 錣山親方は、最近は不整脈で入退院を繰り返し、11月の九州場所は全休していた。

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