元関脇・寺尾の錣山親方死去 死因はうっ血性心不全 日本相撲協会が発表

[ 2023年12月18日 11:58 ]

錣山親方(元関脇・寺尾)
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 日本相撲協会は18日、元関脇・寺尾の錣山親方(本名・福薗好文=ふくぞの・よしふみ)が17日午後8時27分に、うっ血性心不全のため東京都内の病院で死去したと発表した。60歳だった。通夜は22日午後6時から、葬儀・告別式は23日午前10時から、東京都江東区の錣山部屋で営まれる。

 1963年(昭38)2月2日、東京都生まれ。闘志あふれる取り口でファンも多かった錣山親方は、「もろ差しの名人」と言われた元関脇・鶴ケ嶺の三男として生まれ、先に井筒部屋に入門した長男・鶴嶺山(元十両)、次男・逆鉾(元関脇、元井筒親方)と「井筒3兄弟」として話題を集めた。

 甘いマスクと突っ張りを武器に活躍。幕内在位は93場所。細身ながら休場は少なく、幕内連続出場は歴代4位の1063回など「土俵の鉄人」の異名も持った。

 幕下陥落が濃厚となった2002年秋場所中に引退し、年寄「錣山」を襲名し井筒部屋の部屋付きとして後進の指導を行っていたが、04年に独立し、錣山部屋を構えた。小結・豊真将(現立田川親方)、昨年九州場所で優勝した阿炎らを育てた。

 最近は不整脈で入退院を繰り返し、11月の九州場所は全休していた。

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