大坂なおみ　パリ五輪出場資格の獲得が確実　日本テニス協会が見解示す

大坂なおみ
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　日本テニス協会が8日、都内でパリ五輪出場資格に関する報道陣に向けた説明会を行い、7月に第1子となる女児を出産した大坂なおみ（26＝フリー）が出場資格を得るとの見解を示した。男女ともにシングルスの出場枠は64。各国・地域の出場枠は男女各最大4で、世界ランキング上位から56選手に優先的に出場権が与えられる。

　昨年9月を最後にツアーから遠ざかる大坂のランキングは消滅しているが、ケガや出産で離脱した選手が使用できる特別ランキングは46位。20年8月10日以降に国別対抗戦に2回以上エントリーする条件も満たしていないが、国際テニス連盟理事で日本協会の川廷副会長は「大坂選手が出場できなかった理由は明らかなので申し立てすれば問題ない」と説明した。

　現時点で日本協会側は五輪出場の意思確認をしていないが、大坂はロサンゼルス郊外で練習を公開した6日に「今は娘のためにプレーしたいと思っている。もっと4大大会を勝ちたいし、パリ五輪にも出たい」と出場に意欲を示していた。10月初旬からコート上での練習を再開しており、今月31日開幕のブリスベン国際で、約1年3カ月ぶりに復帰予定。年明けには通算4勝を挙げている4大大会のシーズン初戦、全豪オープンに臨む。