菅楓華 出直し笑顔の2位発進 ファイナルQTスコア誤記で失格…前半戦出場権失うも「楽しくできた」

[ 2023年12月7日 04:50 ]

JLPGA新人戦加賀電子カップ第1日 ( 2023年12月6日    千葉県グレートアイランドC=6582ヤード、パー72 )

2位と好スタートを切った菅楓華
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 例年の2日間から3日間競技となり、昨年度合格の95期生(18人)と今年度合格の96期生(19人)の2大会を同時開催。96期の菅楓華(すが・ふうか、18=日章学園)は3バーディー、1ボギーの70で回り、2アンダーの2位で滑り出した。来季の出場権を懸けたファイナルQTで失格となった18歳が、決意を新たに一生に一度の新人戦タイトルを目指す。

 18歳は笑顔でホールアウトした。菅は70と伸ばして2位。一生に一度の新人戦を上々の位置で滑り出し「今日は楽しくできました。この大会は一度しかない。良いスタートは切れたかなと思います」とうなずいた。

 試練が訪れたのは2日前のことだった。来季出場権を争うファイナルQTを5位で終えたが、後日、スコア誤記が発覚した。失意の失格。前半戦出場権を手放すこととなった。「前半戦が見えていたので悔しいけど、今後につながると思う」。周囲からの励ましも受け、懸命に気持ちを切り替えて臨んでいる。

 3番パー5で第3打を10センチに寄せてスコアを伸ばす。5番でこの日唯一のボギーを叩くも、8番では4メートルのチャンスを沈めてバーディーを奪い返した。「最後にちゃんと確認して、スコアを提出しました」。そう言って表情を引き締めた。

 歴代賞金女王の不動裕理や上田桃子らが名を連ねる伝統の大会。「初賞金も懸かっているし、一打の重みを感じながらラウンドできたら」。前途有望な18歳。23年最後の試合は笑顔で締めくくる。(中村 文香)

 ≪高木 66で単独首位に≫96期の高木が66をマークして単独首位に立った。12番からの4連続を含めて8バーディー、2ボギーの内容。「初日は合格ラインかな」と納得の表情だった。同じ会場で行われるレギュラーツアー、伊藤園レディースの今季優勝スコア通算16アンダーを目標に戦っている。6度目の挑戦でプロテストに合格した苦労人。25歳は「セッティングは違うと思うけど、自分と比べる良い機会。そこを目標に頑張りたい」と残り2日間を見据えた。

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