ラグビー日本代表・長田が振り返る初のW杯…「あの舞台でしかできないことがあるんだなって」

[ 2023年10月27日 05:00 ]

早朝トレーニング後の取材に応じた長田(撮影・滝本 雄大)
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 ラグビーW杯フランス大会の日本代表CTB長田智希(23=埼玉)は今大会で3試合に出場した。1次リーグ第2戦の強豪イングランド戦ではW杯初先発も経験。初の大舞台で感じたこととは――。26日、所属チームが拠点とする熊谷市内で取材に応じ、明かした。

 長田との主な一問一答は以下の通り。

 ――W杯フランス大会を振り返って。
 「チームとしても結果がついてこなかったし、個人としてもいいパフォーマンスが出せなかったので悔しい思いが大きい」

 ――1次リーグ最終戦のアルゼンチン戦は登録メンバー23人に入ることができなかった。
 「それまでのパフォーマンスを考えれば仕方ないという思いで受け止めていた。チームとして勝ち進むことができず悔しかった」

 ――W杯という大舞台を経験して感じたことは。
 「あの舞台に立つと、それまでのテストマッチとは違う。試合会場の雰囲気、相手チームが懸ける思い、チームメートにも変化があった。自分としては、その舞台に対してできる限りの準備はしたけど、メンタル面での準備が足りなかった。だから、思うようなパフォーマンスが出せなかった」

 ――プレー面で痛感したことは。
 「ボールを持っても、あまりゲインできなかったし、ディフェンスでもミスが多かった」

 ――チリ戦、イングランド戦、サモア戦と3試合出場した中で特に印象に残っている試合は。
 「イングランド戦はフルで出してもらったので、いろいろと感じた部分がある。自分がボールを持った時に落としたし、ディフェンスのタックルでは前に乗られてしまった。ミスが真っ先に思い浮かぶ」

 ――23歳という年齢でW杯を経験できた。
 「本当に大きいと思う。代表として戦う試合はどの試合も光栄だけど、あの舞台でしかできないことがあるんだなって。注目度も高くて、誰もが(強い思いを)懸けて戦う大会だからこそ、選手としての成長も、日本代表として価値を上げていくことも、あの舞台でしかきないことがあると感じた。またW杯を目指したい」

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