午前6時始動“朝型人間”ラグビー日本代表・長田、シン・ボディー目指し再出発「体重も変えてみよう」

[ 2023年10月27日 05:00 ]

早朝トレーニング後の取材に応じた長田(撮影・滝本 雄大)
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 ラグビーW杯フランス大会に日本代表で出場したCTB長田智希(23=埼玉)が、4年後に向けて“シン・ボディー”で再出発する。26日、所属チームが拠点とする熊谷市内で取材に応じ、12月開幕のリーグワン新シーズンを2キロ増量で臨む考えを明かした。

 長田の朝は早い。この日は午前6時からチーム施設に足を運び、筋力トレーニングで汗を流した。フランスから帰国後の“時差ぼけ”ではない。「朝派なんで」と笑う。帰国2日後の13日からトレーニングを再開し、連日早朝から汗を流している。

 今大会は1次リーグ3試合に出場し、世界のフィジカルやスピードの差を痛感したという。特にW杯初先発した第2戦の強豪イングランド戦を挙げ「タックルで(相手に)乗られてしまい、力を出し切ることができなかった。フィジカルが足りないと感じた」と振り返る。「もっと鍛えて、体重も変えてみようと思った」きっかけとなった。

 帰国後、27年オーストリア大会を見据え、世界で通用する体づくりに着手した。12月開幕のリーグワンでは、昨季シーズン中の体重88キロから2キロ増で戦うつもりだ。ただの増量ではなく、持ち味の「スピードを生かす」ためのバランスが取れた肉体を目標とする。

 全ては4年後のため。「目標に向けて準備して、4年後もW杯を目指したい。まずは先を見すぎず、一日一日、リーグワン1試合1試合、積み重ねていきたい」。“朝型人間”の23歳が、さらなる進化を目指す。

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