【世界陸上】残り2キロの悲劇…山下一貴は12位「いろんなところがつって」急失速　40キロ5位で通過も

陸上・世界選手権最終日 （ 2023年8月27日    ハンガリー・ブダペスト ）

力走する山下（ロイター）

　男子マラソンが英雄広場発着の周回コースで行われ、山下一貴（26＝三菱重工）は12位となり、13年モスクワ大会5位の中本健太郎以来、日本勢5大会ぶりの入賞に届かなかった。

　集団の中で冷静にレースを進め、30キロ手前でペースが上がると縦長の隊列に。一度は遅れかけた山下だが、10人の先頭集団をリードするシーンもあった。入賞争いでラスト10キロに突入。37キロ過ぎに6位に上がると、残り3キロは5位で通過した。

　残り2キロを切って脚に異変が生じて、立ち止まった。急激にペースダウンして順位を落とし、「入賞を目標にしたい」と話していたミッションは果たせなかった。

　▼山下　申し訳ないですね。入賞できたと思ったけど、なかなか難しいですね。左ふくらはぎがつって、右もつっていろんなところつった。また帰ってきます。次はメダル目指して頑張りたい。