上田桃子 汗だく…67暫定首位 最高34・7度で暑さ対策申し出「もう死にそうでした」

[ 2023年8月26日 04:11 ]

女子ゴルフツアー ニトリ・レディース第2日 ( 2023年8月25日    北海道 小樽CC=6695ヤード、パー72 )

15番、扇子で涼をとる上田桃子(撮影・西尾 大助)
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 前日、サスペンデッドとなった第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、第1Rを71で回った上田桃子(37=ZOZO)は、28位で出た第2Rで7バーディー、2ボギーの67と伸ばし、通算6アンダーで暫定首位に浮上した。連日、熱中症警戒アラートが発令される中、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)に暑さ対策の強化を申し出た。第2Rは日没サスペンデッドのため、20組59選手が競技を終えられなかった。

 頭はボーッとし、フルスイングすれば平衡感覚も危うかった。札幌市で最高34・7度など記録的な酷暑に気力も体力も削られた。この日、合計31ホールを回った上田は「もう死にそうでした。甲子園でもいろいろと対策している。ゴルフはもっと長い。協会の人に言おうと思って頑張りました」。暑さ対策の強化を切実に訴えた。

 上田自身、先月末の楽天スーパー・レディースを熱中症で途中棄権。翌週はクラブも握れず、今も頭痛に悩まされる。先週は4人、この日は選手1人が救急搬送されるなど3人が棄権。JLPGAではマスター室や1番ティーなどに十分な氷と塩分タブレットを用意したが「競技短縮とか何か方法があってもいい」と話した。

 この日の上田は大きめの番手を手にスイングを7~8割に抑え、体力維持に努めた。その成果は第2Rの好スコアに表れた。今週は11年のミズノクラシックを制した島中大輔キャディーと12年ぶりにタッグを組む。37歳の実力者が文字通り体を張って女子ゴルフ界をけん引している。

 ≪吉田は暑さ対策万全 4つ上げた!!≫吉田が暑さ対策も万全に4つ伸ばし、暫定首位に並んだ。「31ホール回り切れて良かった。ペース配分も技術と思っていたのでうまくできたと思う」と胸を張った。1つ上の番手を握り、抑えたスイングを徹底。第1Rの残りを終えた後の約1時間もショートゲームだけの練習にとどめた。「体力勝負の今日を元気に乗り切れたのは、これまでの積み重ねの成果だと思う」と話した。

 ▼暫定3位・岩井明愛 暑い、暑かったです。今日は31ホール。寝れば回復すると思うのでいっぱい寝ることですね。(スコアを1つ伸ばし、暫定首位と1打差に浮上)

 ▼暫定12位・比嘉真美子 今日中に2Rを終えられたのはラッキーだと思う。朝の練習から暑くて指折りホール数を数えていました。(3連続を含む6個のバーディーを奪い67をマーク)

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