【世界陸上】広中璃梨佳が1万m7位入賞「ゾーンに入っていた」帽子外し忘れ猛スパート

[ 2023年8月20日 05:30 ]

陸上・世界選手権第1日 ( 2023年8月19日    ハンガリー・ブダペスト )

女子1万メートルで7位入賞の広中は日の丸をバックに笑顔が咲く(AP)
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 女子1万メートル決勝で、東京五輪7位の広中璃梨佳(日本郵政グループ)が今季ベストの31分35秒12で7位入賞を果たした。同種目での入賞は13年モスクワ大会5位の新谷仁美以来10年ぶり7人目となった。

 広中は「4月から調子が上がらずモヤモヤする毎日だった。その期間があったからこそ今の自分があると実感している」と笑顔が弾けた。いつもは帽子を外してギアを入れ直すが、この日は帽子をつけたままのフィニッシュ。「集中していました。ゾーンに入っていました」と明かした。

 7月中旬から3週間、スイス・サンモリッツで高地トレーニングを積んだ。今大会、狙ったのはタイムより順位。序盤から上位に食らいつき、中盤の揺さぶりにも耐えてながら8000メートルの時点で9位。「ラストで勝負したいと強く決めていた。どうラストスパートかけるか挑戦できた」。ラスト1周は恐怖心もあったが「前へ前へ、一つでも順位を上げたい」と無心で走り、入賞に滑り込んだ。

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